鏡に映った自分の顔を見て「顔が大きくなった」と思ったら、それは”たるみ”が原因かもしれません。さらに、毛穴の開きもその”たるみ”が引き起こしている可能性があります。
気になる”たるみ”は、いったい何が悪化させているのでしょうか。
エステティシャンの筆者が、アラフォー女性がしてはいけない”たるみ”を引き起こすNGスキンケアをご紹介します。
■たるみの原因
顔が大きくなったり毛穴が目立ったり、顔全体がぼやけて見える”たるみ”の原因は、どんなことがあるのでしょうか。主な原因を6つ挙げてみました。
(1)年齢とともに進む「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」の減少
(2)紫外線を浴びたことによる酸化
(3)食生活の偏りによる栄養不足
(4)皮下脂肪が顔につく
(5)表情筋の衰え
(6)代謝が悪くなる
そのほかにも、”姿勢の悪さ”や”肌の乾燥”も、肌のハリが失われる原因につながります。
■アラフォー女性のNGスキンケア
(1)洗顔後にさらに水で顔を流す
洗顔後に水で肌を引き締めると毛穴が小さくなり、そのあとの化粧水などが入りにくくなります。一番化粧水などが浸透しやすい温度は人肌の温度なので、スキンケアアイテムを冷蔵庫に入れることもNGです。化粧水などの保存方法は、メーカーの指示を守りましょう。
また、パッティングは気をつけて行いましょう。力加減ややり方によっては、肌がこすれたり毛細血管をキズつけることがあります。
(2)角栓シートを使う
角栓シートを使用すると、毛穴を余計に広げてしまうのでNGです。
日々のクレンジングや洗顔を、自分に合った化粧品を使用して丁寧に行うことで、毛穴の汚れがとり除かれ、角栓シートを使う必要がなくなりますよ。
(3)滑りの悪いマッサージを行う
マッサージを毎日するという人も少なくありません。「多いかな?」と思うほどの、クリームや乳液、オイルを使用してマッサージしましょう。
特に、クリームや乳液は肌に浸透しやすく、途中で手の滑りが悪くなりがちです。”つけたし”をしながらマッサージを行い、摩擦をさけましょう。
(4)UVケアを怠る
曇りの日も、紫外線の対策を忘れないようにしましょう。ただし、過度な数値のSPFやPAのアイテムを使用すると、逆に肌が酸化することがありますので、気をつけてください。
また、最近では、”飲む日焼け止め”もあるので、活用してみてはいかがでしょうか?
スキンケア以外では、「噛みグセ(咀嚼の左右の回数のばらつき)」や「運動をしない」といったことも、たるみを悪化させます。今日からNGスキンケアや姿勢、噛みグセを見直し、適度な運動を行って、たるみ対策を行いましょう!
(エステティシャン/ヘアメイク/着付け師 山田みき
調布と横須賀でセルライト&エイジングケアのサロンを営んでいます。「キレイになれる講座」開催。雑誌掲載多数。NHKドラマやエステ国際資格の講師経験有。エステコンテスト3位/着付けコンテスト優勝多数。)
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