「健康と美容のためにはよくないと、わかりながらもやめられない」というものが誰しもひとつはありますよね。たばこ、お酒、ファストフードにポテチなど、適度に楽しむぶんにはいいのですが、習慣になってしまうと健康面や美容面で悪影響を及ぼすことがあります。
美容家の筆者が、嗜好品が身体に及ぼす悪影響の解説と、どうしても辞められない方に最小限これだけはやってほしい対策をお伝えします。
■タバコ
タバコは活性酸素を発生させ、血管の老化を早めることがわかっています。美容面では、シミ・クマ・くすみなどができやすくなることがあるので注意しましょう。
禁煙がベストですが、やめられない人は、抗酸化作用を持ち、血管を強くする作用のある「ビタミンC」を積極的に摂取しましょう。
ビタミンCはタバコを吸うと著しく消費されることがわかっています。ビタミンCのとりすぎによる副作用もほぼないといわれていますので、タバコを吸ったらビタミンCを摂取するという心づもりでいてくださいね。
■甘いもの
最近は、砂糖の害も注目されていますよね。「アステルパーム」などのカロリーゼロの人工甘味料も、身体にはよくありません。
糖質のとりすぎは健康面に害を与えるとともに、肌の赤み・過剰な皮脂の分泌・ニキビ・たるみ・シミなどの原因にもつながります。甘いものをとりすぎていると自覚のある人は、血糖値が上がりにくい「蜂蜜」などの甘味や「フルーツ」に置き換えながら甘いものを減らしていきましょう。
「ビタミンB群」は、糖質の代謝や健康な肌づくりのために必須です。バランスの良い食事をとったうえで、ビタミンB群も積極的にとり入れましょう。
■アルコール
「酒は百薬の長」ということわざがあるように、適量なら健康効果も期待できるといわれていますが、少量であっても身体によくないという論文も発表されました。
どちらが正しいかはさておき、少なくとも飲み過ぎは肝臓に負担を与えてしまいます。美容面では、むくみ・太りやすくなる・肌の乾燥・肌の赤みなど、キリがないほどのデメリットが挙げられます。
飲酒の頻度や量は節度をもつようにしましょう。健康に良いという説も、種類にもよりますが大体グラス1杯程度の量を指しています。お酒を飲む時は同量の水を飲み、「ビタミンB1」などのアルコール分解に必要なビタミンをしっかり摂取しましょう。
筆者のサロンのお客様で、乾燥と赤みやかゆみに悩む、大酒飲みの方がいました。エステと同時進行でしたが禁酒をしていただいたところ、2ヶ月くらいで別人のように健康できれいな肌になりました。
これはあくまで一例ですが、嗜好品との付き合い方で、肌や身体には少なからぬ影響があると思います。上手に付き合えるよう心がけることをおすすめします。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美)
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