多くの女性がほぼ毎日行っているクレンジング。ただ、その方法によっては、知らず知らずのうちに肌を傷め、エイジングサインを加速させているのかも!? そこで今回は、肌を老けさせるかもしれないクレンジングのNG方法についてご紹介します。
■やってはいけない!?「NGクレンジング方法」
(1)クレンジングしながらマッサージ
クレンジングしながらマッサージするのは、実はNG行為! クレンジングで落としたメイクや汚れが肌に逆戻りする可能性があります。また、クレンジングに含まれている成分の中には長時間肌にのせておくと、肌に負担をかけてしまう恐れのあるものが含まれている場合が。できるだけ素早くメイクと馴染ませ、洗い流し、またはふき取るようにしましょう。
(2)落ちにくい箇所をゴシゴシ擦る
落ちにくいメイクを落とす際には、コットンや手についつい力が入ってゴシゴシ擦ってしまうこともあるかもしれません。しかし、これも肌に負担になるNG行為。摩擦は色素沈着やシワ、たるみの要因となる恐れがあるため、今すぐやめましょう。特に、皮膚が薄い目元や口元はクレンジング剤を少しなじませる時間をとり、拭うように優しく落とすことをおすすめします。化粧品ブランドのファンケルによれば、クレンジングは「9g」程度の負荷が望ましいとのこと。キッチンスケールをお持ちの方は、1度自分の力加減を測ってみるとよいでしょう。
(3)「アイテムの使用方法」を確認していない
1日の終わりにメイクや汚れを落とすには、油溶性と水溶性の汚れを落とす必要があります。両方を1度に落とすことができるクレンジング剤ならダブル洗顔は不要ですが、そうではないアイテムもありますよね。必要性を理解しないまま、ダブル洗顔は肌によくないから…とクレンジング剤のみで済ませてしまうのはNG行為。自己判断せずに、メーカー推奨の使用法を守ることが大切です。
(4)毎日オイルクレンジング
濃いメイクもすっきりと落とすことができるオイルクレンジングは、大変便利ですよね。その一方で、 洗浄力が高くダブル洗顔が必須となるアイテムが多く、肌に必要な潤いまでも奪う恐れが。そのため、毎日使用するのではなく、落としにくいメイクの時のみ使 用するなど、使い分けをおすすめします。
このほか、クレンジング剤は複数のタイプを所持し、メイクの濃さや肌の状態に応じて使い分けるとよいでしょう。そして、できるだけ肌に負担をかけず、メイクオフするように心がけることが大切です。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)
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※こすりすぎ注意!洗顔のコツは◯gの力で Beauty Project DRESS – DRESS
※友利新監修(2014)『肌美人になるスキンケアの基本 悩み解消パーフェクトBOOK』(学研パブリッシング)