顔の「人中」というパーツをご存じですか? 人中とは、鼻の下から唇の間のことを指します。この部分が長いと、「垢ぬけない」「老けて見えるなどの印象を与えてしまいます。
もとは短くても加齢によって徐々に長くなることがあるので手術をして短くする人もいますが、メイクでカバーすることも可能です。
美容ライターの筆者が、今、注目されている「人中短縮メイクの方法」をご紹介します。
■人中の黄金比率とは?
人中の長さは人それぞれですが、一般的に見てバランスが良いとされる黄金比率は、鼻の下から上唇まで:下唇からあごまでが「1:2」といわれています。ただし、顔全体のバランスなども関係するため、この数値はあくまでも目安です。
人中が長いと、老けた印象を与えます。
若い頃に比べて、人中が長くなることも
年齢を重ねることで口のまわりの筋肉が衰えてしまい、若い頃に比べて人中が長くなることもあります。
人中を短くする手術もありますが、ダウンタイムや手術前の状態に戻すことができないことを考えると一歩踏み出すには勇気がいるものです。
そこでおすすめしたいのが「人中短縮メイク」です。メイクによる視覚効果で人中を短く見せることができるテクニックです。
■メイクで理想のバランスへ
人中短縮メイクに必要なものは、普段使っているコスメで十分対応可能です。
コンシーラー
口角のくすみや色素沈着は暗い影をつくり、人中が目立ってしまいます。コンシーラーで肌色を整えておきましょう。
ハイライト
唇の輪郭と、輪郭から少しはみだすようにハイライトを塗ります。光の効果で唇に立体感を生み出します。
唇にも塗りやすい「スティックタイプ」がおすすめです。
リップペンシル
普段のメイクでリップペンシルはお使いですか? リップペンシルはリップブラシよりも唇の形を繊細に描けるので、人中短縮メイクには必須アイテムです。
自分の唇より幅を広げて描いていきますが、顔のバランスを見ながら少しずつ微調整します。あまり広げて描くと悪目立ちするので、「少し変わったかも」と感じる1~2mm程度のラインを目指しましょう。
リップ
リップカラーは普段使っているお気に入りのものでもOKですが、マットよりのリップを使うとより効果的です。
ツヤが出るタイプのものの場合は、ティッシュオフをすればセミマットな印象に近づけられます。
唇の豊かさは若さの象徴です。唇をふっくらさせる成分が配合されている「プランプリップ」を使うという手もあるので、いろいろと工夫してみてくださいね。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛登志子)
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