全身のたるみの原因には、意外かもしれませんが「胃腸機能の低下」が挙げられます。今回はそんな胃腸の不調を防ぐ、毎日心がけたい食事法をご紹介します。意識するだけで良いので、ぜひ試してみてくださいね。
■胃腸の働きを整える!たるみ知らずになる食事法3つ
全身のたるみや下垂を防ぐ、胃腸をいたわる食事法のポイントは大きく分けて3つ。
1. 食事前後の水分補給は控える
2. よく噛む
3. 食べたくないときは無理に食べない
「よく噛むのはわかるけど、水分はたくさん摂った方が良いのでは?」「食べない時間が長いとエネルギー不足になったり胃壁を壊す原因にならないの?」そんな風に感じる人も多いかもしれませんね。しかし、水分を控えたり食事を控えるのにも、胃腸にやさしい理由がちゃんとあるんです。
1. 意外!?食事前後の水分補給は「控える」
日常での水分補給は体内の新陳代謝を助ける意味でも大切ですが、食事前後の水分補給は食べた物を消化する胃液などの消化液を薄めてしまうことにつながるため逆効果! お味噌汁やスープを除く固形物のなかにも水分は含まれているので(定食1食分で800ml~1500ml程度)、さらにプラスしてお茶やお水などを摂取すると消化液が薄まり、胃腸の働きは低下。消化液も薄まるため、消化速度も緩やかになり、結果胃腸の負担へとつながると考えられます。
2. 咀嚼は基本!よく噛んで食べる
例えばの話ですが、お湯で大きな石鹸を溶かそうとしてもなかなか溶けていきません。が、細かく刻めばあっという間に溶けていきますよね? 同じく食べ物もよく噛んで食べれば体内での消化時間が短くなり、胃腸への負担も軽くなります。よく噛むことは顎周りの筋肉を動かす事にも繋がりますから、顔周りのたるみ予防にも効果的なんです!
3. 食べたくないときに無理に食べない
「食べたくない……」それは、胃腸が休ませてほしいと願っているサイン。そんな時は無理をせず、しっかりと胃腸を休めてあげるのも大切です。特に冷たい物は、さらに胃腸の働きを悪くしてしまうのでNG。
お腹が空き始めたら食べたいメニュー
「少しお腹がすいてきたな……」と思ったら、大根おろしを加えた温かいスープやお豆腐、お粥など刺激の少ない消化に良いお食事を少量ずつ摂るようにしましょう。胃腸の働きも正常に戻り、無理せずゆっくりと通常のお食事に戻せますよ。
食事の内容に気をつけたいけれど、「忙しくてなかなか気が回せない……」「ストレスでついつい食べ過ぎ飲みすぎが続いてる……」そんな方でも簡単に実践できるたるみ予防の食事法。冷え性予防や女性特有のお悩みにも効果的なので、是非試してみてくださいね。
(鍼灸師/予防医学士/DANJIKIマイスター/カウンセラー 小川こず恵)
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