ある日「なんだかTシャツが似合わない」と、鏡の前に立つ自分の姿を見て筆者は思いました。歳を重ねるごとに、カジュアルでシンプルすぎるアイテムがしっくりこなくなってきたという方は多いのではないでしょうか。
スタイリストの筆者が、少しの工夫でぐっと垢抜ける「大人のTシャツスタイル」をご紹介します。
■大ぶりアクセサリーで目線散らし
無地Tシャツスタイルには、何かをトッピングすることが最も簡単にこなれる方法です。
まずは、目で見てアクセントになるくらいの大ぶりのアクセサリー(ピアス、イヤリング、ネックレス、バングル)を合わせて、目線を散らすテクニックを使ってみてください。
きれいめなコーデにしたい時は、シルバーやゴールドのアクセサリーを活用しましょう。
カジュアルなコーデなら、クリアや色付きストーンを合わせると今年らしさもアップしますよ。
■Tシャツにこそ合わせたいスカーフ&ストール
スカーフやストールをきちんとした服にプラスすると、盛りすぎてしまったり老け見えしてしまうことがありますが、シンプル&カジュアルな服なら、お互いに足りない部分を補い合うのでおしゃれに見せることができます。
ストールですが、正方形や長方形のなるべく大判なものを無造作に巻いてみてください。きちんと巻きすぎるとこなれ感がなくなるので、ざっくりでOKです。
対角線上の角を持って首元にもっていき、後ろで交差させて垂らすだけです。肌寒さを感じる時は、対角線上に半分に折って羽織るようにして巻くなど、さまざまな使い方ができます。
これからストール手に入れるなら、単色、もしくは2色までのニュアンスカラーでやわらかい素材のものが巻きやすく合わせやすいのでおすすめです。
スカーフは、シルクなどのツヤ感がありボリュームの出すぎないものを選びましょう。細長い形状のものなら折る手間も省け、巻きやすいでしょう。
スカーフとTシャツを同系色でそろえると派手すぎずに統一感が生まれ、より洒落感を演出できます。
■メイクも着こなしのこなれ感を左右する
洋服がシンプルであればあるほどヘアやメイクにも目がいき、ごまかせなくなってきます。特に、Tシャツと距離が近い「リップ」に色味を足すとコーディネイト全体が引き締まって見えるので、おしゃれ感が増します。
今はマスクをしなければならない場合も多いと思いますので、目元に少しカラーを足すだけでも違ってくるはずです。
無地Tシャツのコーディネイトは、「ラフなアイテムだから」といって気を抜かない気持ちがなによりも大切です。小物やメイクをちょい足しするだけで洗練して見えますよ。ぜひ、お試しください。
(スタイリスト/ライター 森田 文菜)
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