夕方になるとガクッと老けて、朝メイクした後の自分とは大違い。これは、つやプラ世代になると多いお悩みのひとつです。なかでも目元の皮膚は、他と比べて薄くデリケートなので、特に疲れが出やすいパーツです。
コスメコンシェルジュの筆者が、朝のスキンケア・メイク&夕方のリカバリー方法をご紹介します。
■夕方に目元が老ける主な原因3つ
(1)皮膚の薄さ
目の周りの皮膚はとても薄く、他と比較すると1/2~1/3程度の厚さといわれています。
年齢を重ねるとさらに薄くなりやすく、小ジワや落ちくぼみなども目立ってきます。
(2)乾燥
おでこや鼻がベタついている時でも、目の周辺はサラッとしていませんか?
目の周りには皮脂腺や汗腺が少ないため、ベタつかないかわりに、エアコンの風や空気の乾燥の影響を大きく受けやすいという特徴があります。
(3)血行不良
PC作業や書類を書いているとつい集中してしまい、まばたきの回数がぐっと減っていませんか?
まばたきをあまりしないでいると、目の周りの血行が悪くなりやすく、クマやたるみの原因につながります。
■朝のスキンケアとメイクで老け見え回避を仕込む
朝のスキンケアでとり入れたいのが、ハリや乾燥を防ぐクリームです。「メイク前にクリームを塗るとヨレが気になる」という人は、クリームが肌にしっかりと浸透したのを確認してからメイクを始めてください。このひと手間で、夕方に感じるハリ不足や乾燥による小ジワが目立たなくなります。
クマが気になる人は、2種類のカラーのコンシーラーを使いましょう。ファンデーションで隠そうとすると厚塗りになり、夕方に小ジワやムラが目立ちます。
自分の肌色よりも一段階暗いコンシーラーでクマを隠して、その後に明るめの色のコンシーラーを塗れば、ファンデーションの厚塗りを防ぐことができます。
画像上:カネボウ リンクル リフト セラム/KANEBO(20ml 税抜価格13,500円)
画像下:クリエイティブコンシーラーe/イプサ(4.5g SPF25 PA+++ 税抜価格3,500円)
■夕方に老け見えしている時の速攻リカバリー
朝のメイクで入れたハイライトの効果が、夕方には薄れがちですよね。速攻、元気な印象の目元をとり戻すには、Cゾーンにハイライトを入れることがおすすめです。
クッションファンデーションやクリーム、リキッドファンデーションの上に使うハイライトは、クリームタイプを使いましょう。パウダリーファンデーションには、パウダータイプのハイライトを使うと相性良くなじみます。
また、アイラインのにじみも老け見えにつながります。にじんだ部分を綿棒でぬぐい、朝よりも太めにラインを入れると、若々しい目元が復活しますよ。
画像左:トーン ルミナイザー/to/one(全3色 3g 税抜価格3,000円)
画像右:パールグロウハイライト/セザンヌ(全3色 税抜価格600円)
画像下:クリスタル グロウ ベース&ハイライター/リンメル(全3色 税抜価格1,200円)
スキンケアとメイクのひと手間で、夕方の老け見えが軽減できます。目元の老けが気になる人は、明日からぜひとり入れてみてください。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛 登志子)
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【参考】
※カネボウ リンクル リフト セラム – KANEBO
※クリエイティブコンシーラーe – イプサ
※トーン ルミナイザー – to/one
※パールグロウハイライト – セザンヌ
※クリスタル グロウ ベース&ハイライター – リンメル