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子どもの中学入学前に知りたい!「見すごしがちな出費」4つ


長岡宏江

子どもを持つ母親の多くが、学費ばかりに目が行ってしまっているのではないでしょうか。でも実は、中学生になると、「学費以外の出費」をついつい見逃しがち。なぜなら中学生は、親よりも友人との関係を非常に大切にする時期だから。友人関係を築くために必要なのが「見すごしがちな出費」の多くなのです。今回は、そんな出費について、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生にお話をお伺いしました。

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■スマホ代

今や、ほとんどの中学生が持つスマートフォン。特に中学生はYouTubeやニコニコ動画など、動画サイトをよく見るため通信量も多くなり、料金も高くなってしまいがち。動画サイトを観るときは、Wi-fi環境で観るなど、ルールを守らせることが大切です。

価格比較&フリーメッセンジャーを活用しよう

自宅の固定回線も数社の費用を比較して、どこが安いのか再検討してみるといいでしょう。さらに、メールなどの機能を使う場合は、キャリアメールではなくLINEなど無料メッセージアプリやGmailなどのフリーアドレスを使うことで、通信費もかなり抑えられます。

 

■洋服代

中学生になると、親の買ってきた服など着ないのが当たり前。そして、友人との絆を深めることをとても大事にする時期なので、友人との外出も多くなりがち。となると、どうしてもかかってくるのが洋服代です。外出することが友人との交流なのですから、「行くのをやめなさい」とは言えませんよね。とはいえ、月に使っていい洋服代の目安は決めておくほうがいいでしょう。

洋服代の目安は月4,000〜5,000円

今は、GUやしまむら、ユニクロなど、安くてもかわいいブランドがあるので、有効活用すればオシャレも楽しめ、値段も安く済ませられるでしょう。

 

■部活にまつわる諸経費

中学生になると始まる部活。剣道部、吹奏楽部など、部活によっては、道具代だけで十数万かかってしまうことも。ただこれらは入部する際に全て一括で払うことが多いようですから、入部時に親子でよく話しあっておくといいでしょう。

試合遠征費は意外と大出費!?

憶えておきたいのが、部活の試合遠征代や合宿費、応援に行く家族の交通費。中学生になると交通費が大人料金になるため、強豪校であれば度々ある可能性のある遠征がなかなか侮れない大きな出費になるようなのです。さらに家族で試合を見に行く場合は、全員分の交通費もかかり、意外と大きな出費に。試合後は家族で外食するケースが多いので、外食費も見逃せませんね。

 

■教養・娯楽費

上述のように、中学生は仲間づくりを非常に大切にする時期です。友人と一緒に映画を見に行ったり、カラオケに行ったりと、娯楽費もかなりかかってきます。こちらも1回数につき1,000円以上はかかるので、事前に親子で話し合って、月の上限金額を決めておくといいでしょう。

中学生のこの時期は、発達段階的に見ても、どうしても友人との関係づくりに必死な時。ですので、親も子どもの人間関係づくりのためなら、ある程度の出費は仕方ないと心得ましょう。ただし、「◯◯ちゃんもそうだから」など、友人の影響を受けやすい時期でもあるとも考えられます。「自分の家庭ならではのルール」をきちんと決めておくといいかもしれません。
(美容ライター 長岡宏江)

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【取材】
FP畠中雅子のときどき日記

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