30代・40代は、子育て世代でもあるのではないでしょうか。実は、子育てをする中で気をつけたいのが「教育費」。お子さんが中高生ともなってくると、塾代や部活代がバカになりませんよね。また、私立に進むか公立に進むかでも、教育費は大きく変わってきます。なにかと計算するのが難しい教育費ですが、大学を卒業するまでの教育費をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
■要チェック!私立高校には「お得」もある!?
まず、公立高校の受験料は1校あたり2,200円程度。一方で、私立は20,000〜25,000円程度とその差は10倍。また入学金も20〜30万円ほどかかるようです。受験や入学にかかる費用を見ると、私立の方が高くつくように思えますが、私立は塾の先生が学校まで教えにきてくれたり、申請すれば助成金が出たりと、見えないお得がたくさんあるんです。また、あえてワンランク下の高校を受けて、特待生枠で授業料ゼロにするなんていう裏ワザもあると言われています。
■塾に必要な費用って?
高校に行くと学習内容が難しくなり、大学受験も控えていることから、塾には大抵の子が行くでしょう。塾は一般的な相場で、入学金として30,000円程度、1科目あたりの費用相場は10,000円程度必要なよう。複数の科目を受講するケースが多いようなので、なかなかの出費です。
■知らないと損!?「助成金制度」
意外と知られていないのが、私立高校に進む時に受けられる「私学助成金」。対象世帯にもよりますが、東京都私学財団が設けている制度では、90,000〜135,000円程度軽減されます。このほか、公立高校でも文部科学省が授業料を軽減してくれる制度があります。どちらも申請が必要なので、最寄の市役所などに聞きに行くといいでしょう。
■教育費は「中2」までに見積もるべし!
いかがでしたか? 実は、教育費を貯めることができるのは中学2年生くらいだと言われています。中学3年生になると、学習内容もぐっと難しくなり、高校受験も控えて塾に通うことになると、出費がかさむからだそう。逆に言えば、中学2年生の時点で、学資保険などの入ってくるお金や、これから出て行くお金などを算出して、いくら貯めておけばいいのかを計算しておくこともできるのです。実は大学生活が最もお金がかかるのですが、それはまた別の機会にご紹介します。
(美容ライター・エディター 長岡宏江)
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【参考】
※私立高等学校等授業料軽減助成金事業 (平成26年4月以降に入学の方) – 東京都私学財団
※高2・高1生コース 学費・料金のご案内 – 四谷学院