常にマスクをしていても、日常生活のなかで外す機会は度々あります。軽めなベースメイクやアイメイク中心のポイントメイクがあたりまえになっている方も多いですが、抜け駆けしてリップまでしっかりメイクしている方も増えています。
メイクアップアーティストの筆者が、マスクを外してもキレイをキープできるリップメイクをご紹介します。
■マスクを外してもキレイをキープできるリップメイク
リップライナーで輪郭を描く
年齢を重ねると口元全体のハリが低下しやすく、昔に比べて唇が薄く見えたり小さく見えることがあります。そんなお悩みがある方は、鉛筆型や芯を繰り出すタイプのリップライナーで輪郭を描きましょう。
芯がやや硬めなタイプのリップライナーは口紅のように油分が多くないので、マスクへの色移りも抑えることができます。輪郭から内側へぼかすように描き、中央にリップクリームをつけておくと線だけくっきりせずきれいに仕上がります。
リップペンシルと似た形状で、クレヨンタイプの口紅もあります。スルスルと描けて色のりは良いのですが、色が落ちやすかったり輪郭をキレイに出すことができないので、細めなペンシルがおすすめです。
ティント系リップカラーを使う
血色のない唇に見えてしまう方には、ティント系リップカラーがおすすめです。
少量でも発色と色もちが良いので、一度、唇全体に色をのせてからティッシュオフをして色移りしにくい状態にします。乾燥が気になる場合は、リップクリームなどを軽く重ねて保湿しておくと良いでしょう。
ティント系リップが唇に合わないという場合は、使い慣れている口紅のできるだけ鮮やかな色を用意しましょう。ティントリップ同様に、一度唇全体にのせてからティッシュオフをします。その後、発色の好みに合わせて少量を重ね付けしておくと、一度塗りした時よりも色もちが良くなります。
■立体的なマスクで色移りを最小限にする
マスクの機能性もアップしています。中央に縫い目があり立体感がキープできる布タイプや、使い捨てでも口元にワイヤーが入っているものがあります。
このように口元の空間をキープできるマスクを積極的にとり入れると、リップメイクをしていても色移りしにくいですよ。
女性的な血色感を演出するには、リップやチークなどのポイントメイクが効果的です。チークはマスクでこすれてしまうのでどうしてもとれてしまいがちですが、リップは工夫次第でキープすることができます。マスクを外した時に自分だけ「しまった!」ということがないように、コロナ禍のリップメイクを上手にとり入れましょう。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト/毛髪診断士認定講師 西村 リサ)
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