お家時間が以前より長くなり、運動する機会が減って、太ってしまったという方も多いのではないでしょうか。特に気になるのは顔です。マスクでごまかしていても、いざマスクを外した時に太って見えると悲しいですよね。
「顔が太ったかな?」と思ったら、メイクでカバーしてみましょう。
ヘアメイク、コスメコンシェルジュのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、顔太りをメイクでカバーするためのハイライトとシェーディングのテクニックをご紹介します。
■ハイライトとシェーディングの役割
ハイライトとシェーディングは顔に立体感を出すことができるので、鼻を高く見せたい時や彫りを深く見せたい時、顔を細く見せたい時に効果的なアイテムです。
ハイライト
ハイライトは肌色より明るい色で、白や淡いベージュがあります。光が反射することでハイライトを塗ったところを目立たせる機能があるので、顔に立体感が生まれます。
例えば、鼻筋にハイライトをつけると、ハイライトをつけていない時より鼻が高くなったように見せることができます。
シェーディング
シェーディングは、肌色より暗い茶色になります。塗ったところを目立たないように見せるので、顔の輪郭をシャープに見せたい時や、彫りを深く見せたい時に効果的なアイテムです。
ハイライトやシェーディングは単品でも機能を発揮しますが、それぞれの効果をより強調したい時は、ハイライトとシェーディングの両方を使うと良いでしょう。例えば、「鼻が大きくて低いのをなんとかしたい」という時は、鼻筋にハイライトをつけて、鼻の側面や小鼻にはシェーディングをつけます。
光の役割のハイライトと影の役割であるシェーディングが組み合わさることでコントラストが強調されるので、単品使いより鼻が細く長く見えるのです。
■顔太りをカバーするコツ
顔は太ると輪郭が丸くなると思います。そこで、顔太りをカバーするには、輪郭をシャープに見せて縦長に見せることがポイントです。
(1)まず、縦長に見せるためにハイライトをTゾーン、頬の高い部分、あご先といった顔の中心に入れます。
(2)そして、シェーディングは鼻の側面と目尻より外側部分に入れていきます。こうすることで、顔の外側が影になり、顔中心は明るい仕上がりになるので、縦長に見せることができます。
さらに、頬骨の位置にもシェーディングを入れると、顔の立体感が強調されるので、シャープに見せたい時におすすめです。
■NGメイク2つ
(1)シェーディングをフェイスラインから塗り始める
顔の輪郭を細く見せようとしてフェイスラインを濃く塗りすぎると、首とフェイスラインの色の差がはっきり出てしまいます。“いかにもシェーディングを塗っています“といったような不自然な仕上がりになります。
私達は首が暗くて顔に向かって明るい肌色になっていますので、フェイスラインから暗めの色を入れるより、首から入れることでシェーディングが肌に馴染みやすくなります。
量を多くつけすぎることはよくありませんが、まずは、シェーディングの入れ方を見直すだけでも仕上がりが自然になりますよ。
(2)ハイライトでラメを使う
ラメは、強い光を反射するので立体感を強調しやすいのですが、ギラギラしすぎると老け見えしてしまいます。ラメ入りのハイライトよりも、マットな白やベージュ系のものをとり入れると、自然な仕上がりになります。
特に、シワが気になる方は、ラメの大きいハイライトを使うとシワ部分がより強調されるので、注意してください。
■おすすめのハイライト&シェーディング
実際に筆者が愛用しているハイライトとシェーディングをご紹介します。
フェース コントロール カラー ホワイト(マット)/セザンヌ
筆者がヘアメイクの現場でも使っているアイテムです。粉っぽさがなくマットなハイライトなので肌に馴染みやすく、自然な立体感と透明感を出してくれます。
素肌っぽく仕上がるので、ハイライトが初めての方にも使いやすいですよ。
(税抜価格400円)
アートクラス バイ ロダン/too cool for school
全身のシェーディングとして使えるアイテムです。3色が入ったシェーディングなので、ノーズシャドウやフェイスラインといった顔にはもちろんのこと、スッキリ見せたいデコルテや腕などの身体にも使えます。
また、肌や髪色に合わせて色を組み合わせることもできるので、1つあれば便利ですよ。
(ノープリントプライス)
ハイライトとシェーディングを使えば、見た目の印象を自由に変えることができます。普段のメイクに、ぜひとり入れてみてください。
(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者 mayu3)
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