「お肉を食べると太るから…」というのはもはや昔の話。「お肉はダイエットに向きの食材である」と聞いたことはありませんか? 今回は、お肉がダイエットに向いていると言われる理由と、美しくなる、ダイエットにも効果的な食べ方をご紹介します。
■お肉がダイエットに効果的な理由とは?
体内の脂肪を燃焼させる時、絶対に必要になってくるのが「Lカルニチン」というビタミン物質。お肉の赤みには、この成分がたくさん含まれているのです。ですから、Lカルニチンをたくさん摂ることで、ダイエット効果も期待できます。さらにお肉は、比較的よく噛んで食べるもの。噛むという行為自体が、身体のエネルギーを使うので、代謝をアップさせてくれるのです。
■ダイエットにいいお肉の食べ方・選び方4つ
どうせ食べるなら、ダイエット効果が得やすい食べ方をしたいですよね。さて、ダイエットに効果的なお肉の食べ方とは、どんなものがあるのでしょうか。
できるだけ赤身が濃いお肉を選んで
お肉の赤身は鉄を含んでいるあらわれ。つまり、赤が濃ければ濃いほど、鉄分やLカルニチンが豊富なのです。また、赤身は低脂肪で、たんぱく質も豊富! とくに羊肉には、ほかのどのお肉よりLカルニチンが多く含まれています。また、肌の美しさにも関わるビタミンB2も豊富。羊肉には、ラム肉とマトン肉がありますが、マトン肉のほうが、あらゆる栄養素が高いのでオススメです。
低カロリーの部位や食べ方を知るべし
お肉がダイエットにいいといっても、カロリーはなかなかのもの。比較的低カロリーの部位を選べるよう、知っておきましょう。例えば鶏肉なら、皮のないささみがオススメ。モモ肉や胸肉でも、皮を除けば50%以上の大幅なカロリーカットに! 豚肉なら、ヒレ肉や肩肉を。牛肉なら、ヒレ肉やモモ肉を。先述の通り、赤身の多さを指標に選ぶのがオススメです。
焼いて食べるのがキレイの秘訣
「食べるならヘルシーに」と、茹でてしゃぶしゃぶとして食べる方も多いようですが、実は焼いて食べるほうが美容には向いているのです。なぜなら、お肉に含まれるビタミンB群は、水溶性。つまり、水を使った調理法だと栄養分が逃げ出してしまう可能性が高いのです。だから、お肉の栄養価を摂取したいなら、焼いて食べるのが正解です。ただしカロリーの高い砂糖やみりんを使い過ぎないよう注意! だしや香味野菜、スパイスの風味を利用するのがベターです。
ビタミンAの多い野菜と一緒に食べて!
お肉は、にんじんやかぼちゃ、ほうれん草などのビタミンAの多い緑黄色野菜と一緒にとるのがオススメです。ビタミンAは脂溶性なので、脂肪と含むお肉と一緒に食べると、お肉の良質なたんぱく質だけでなく、野菜の栄養が吸収されやすくなります。
ダイエットをするなら、効果的な食べ方や調理方法を知って、効果を最大限まで引き出しましょう。
(ライター 長岡宏江)
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【参考】
※知識の宝庫! 目がテン! ライブラリー
※「お肉」は種類だけじゃない、部位でもカロリーが違う – CLUB Panasonic
※ 太りにくいお肉の食べ方とは? – 渋谷DSクリニック
※ お肉と野菜のかしこい食べ – ニッポンハム
※anan 2015年1974号『美人が食べているもの。』(マガジンハウス)