年齢を重ねるにつれて目元の印象はどんどんと変わっていくものですが、ここ数年ずっと同じアイメイクをし続けてはいませんか? 今の自分に合わないメイクだと、もしかしたら実年齢より年上に見えているかもしれません。
コスメコンシェルジュの筆者が、アラフィフの目元悩みを解決しながらフレッシュな印象を与えるアイメイクをご紹介します。
■まぶたのくすみ・ハリ・乾燥対策には
まぶたのくすみやハリ不足、乾燥して細かいシワが気になるという場合は、「アイシャドウベース」を活用しましょう。アイシャドウベースはアイシャドウの発色や色もちが良くなるだけでなく、まぶたの表面をなめらかに整えてくすみを払います。
美容液成分が配合されているものなら、メイクをしている間もハリや乾燥対策ができるので一挙両得です。
使い方
指(もしくはブラシ)でアイホール全体と、くすみがちな下まぶたにアイシャドウベースを塗ります。アイシャドウベースはあくまで下地なので、薄くフィットさせるように塗ってくださいね。
今回、筆者はシャンパンカラーのクリームアイシャドウベースを使用しました。
■アイシャドウ選び
大人世代のアイシャドウ選びは、目元がくすんで見えないことが大切です。定番カラーのブラウンと甘さのあるコーラルピンクをそれぞれ塗ってみました。
ブラウンは落ち着いた印象を与えられますが、コーラルピンクの方は抜け感もあり、くすみを感じさせない仕上がりになっています。「明るめの色は苦手」という人も、ぜひ一度試してみてください。
ザクザクとした大粒ラメは目元だけ若見えして浮きやすく、マットだと小ジワが目立ちやすいので、アラフィフはパール入りのアイシャドウがおすすめです。細かなパール入りなら、まぶたに上品なツヤ感をプラスできますよ。
アイパレットの締め色をあえて使わず一色のみで濃淡をつければ、自然な奥行きのある目元になります。
■アイライン
「近くのものが見にくいので、アイラインを引くのが億劫になった」という声を聞きます。それなら、”拡大鏡”を使ってみませんか?
拡大鏡なら目元が大きく見えるので、繊細なラインも引きやすくなります。筆者は、ダイソーで購入したLED付きのコンパクト三面鏡を使用しています。
拡大率は向かって左が2倍、真ん中が等倍、右が3倍で、LEDライトも付いており、税込価格330円です(電池は別売り)。
アイライナーは、グレージュやミルクブラウンなどの淡いカラーを使うと、やさしげな印象を与えながらも目力をアップさせることができます。淡いカラーだと、ラインが多少ブレても濃い色より目立ちにくいという利点もあります。
■マスカラ
アラフィフ世代は、バサバサとしたボリュームのあるまつ毛だと若作りに見えがちです。ボリュームタイプより、ロングタイプを使って長さを出す方が、上向きまつ毛をキープしやすく、品も出ます。
まつ毛の根元にマスカラをしっかりと塗ると、マスカラとまぶたの重みで下がりやすくなります。中間から毛先にかけて塗ると、上向きまつ毛をキープしやすく、長さもぐんと出て華やかな印象を与えられます。
まぶたのくすみやハリ不足、乾燥など、目元の悩みは人それぞれですが、年齢と向き合い上手に解決すると、メイクが楽しくなります。今の自分にぴったりのアイメイクを見つけるためにも、少しずつメイク方法をアップデートしていきましょうね。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛 登志子)
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