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意外?美容目的なら「豆乳より味噌汁」がおすすめの理由


吉田容子

健康や美容のために豆乳を毎日飲んでいる人も少なくないのでは? でもちょっと待って! 豆乳は果たしてビューティドリンクと言えるでしょうか? イソフラボンのプロフェッショナル企業に勤めながらホリスティックビューティインストラクターとして活動している筆者より、「陰陽」という考え方に基いて、「食品の性質から見た豆乳」についてご紹介します。

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■食べ物の性質を示す「陰陽」とは?

陰陽とは、「栄養学だけからでは見えてこない食べ物が持つ力」に注目し、「陰性」と「陽性」の性質に食べ物を分ける考え方です。「陰性」の作用を持つ食べ物の特徴は、体をゆるめたり冷やしたりする力を持ち、一般的には寒い地域や冬場に収穫されるものが多いのです。一方「陽性」の食べ物は、暑い地域や夏場の食べ物が多く、体を締めたり温めたりする力があります。では、豆乳は「陰」と「陽」のどちらの性質を持っているのでしょうか?

 

■冷え性さん注意!豆乳はカラダを冷やす「陰性」食品

陰陽で捉えたときに、豆乳は「陰性」にあたります。そのため、性質的には体を冷やす食べ物ということ。冷蔵庫に入れていたものをそのまま飲んだら、ますます体を冷やしてしまいます。「冷えは万病のもと」と言われるほど健康にも美容にも大敵。特に冷え性だと自覚のある人は、飲み過ぎには注意が必要ですね。

 

■イソフラボンを摂りたい人に豆乳は今ひとつ?

女性ホルモン様作用があることで知られるイソフラボン。豆乳を飲む習慣がある人は、イソフラボン摂取を目的にしている人も多いのでは? 実は豆乳に含まれているイソフラボンは、そのままでは吸収されにくいと考えられています。イソフラボンは、腸内細菌によって吸収しやすい大きさまで分解されて、はじめて吸収されるため、吸収率は個人差があるうえ、吸収できても2割程度とも言われています。

 

■温活&イソフラボンを摂りたいなら「味噌」

同じ大豆食品でも、じっくりと発酵させて作られる味噌は、体をあたためる「陽性」の食べ物。つまり、温かい味噌汁ならさらに体を温めてくれますね。しかも、発酵食品である味噌に含まれているイソフラボンは、すでに吸収しやすい大きさまで分解されていますから、摂取したうちの約8割は吸収されると言われています。吸収率はなんと豆乳の約4倍! 味噌なら大豆のタンパク質もアミノ酸までしっかりと分解されているので、消化に負担をかけず、栄養素をしっかりと補給できます。そう考えると味噌汁はまさにビューティドリンク!

もし、豆乳を取り入れるなら、発酵されている「豆乳ヨーグルト」がオススメ。こだわりの食品をセレクトしているスーパーなどで探してみてはいかがでしょうか?
(ホリスティックビューティインストラクター 吉田容子)

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【参考】
※大森一慧著(2008)『からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て』(サンマーク出版)

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