メイクをするとき、「服の色味」を意識していますか? 黒や白などのベーシックな服にはどんなメイクでもOKと、適当にすませてしまいがちではないでしょうか。
たとえベーシックカラーであっても、合わせるメイクの色みによって印象は大きく変わるもの。年齢サインのカバー効果さえも期待できます。
コスメコンシェルジュの筆者が、服に合わせた若見え効果を狙えるメイクについてお伝えします。
■色のバランスを意識する
メイクと服の色のバランスが整うと、肌の色つやがアップしたり、表情にメリハリが生まれたりして若見えしやすいです。
ダークな服の日はメイクも暗めに、明るい装いの日はメイクも明るくしたくなるかもしれませんが、どちらもやりすぎてしまうと老けた印象を与えやすくなります。
暗い服には明るい色味を使ったナチュラルメイクで軽やかに、明るい服にはやや深みのある色と血色カラーを使って華やかにメイクをしてみてください。全体のトーンが整い、自然と若見えしやすくなります。
■黒い服には引き算メイクで明るい表情に
暗くくすんで見えやすい大人の肌には、ダークカラーのメイクがむずかしくなるもの。黒い服に暗く濃い色を多用すると、明るさ不足で肌がよりくすんで見えたり、やりすぎ感が出てしまいやすいです。
注意したいのが、黒のマスカラやアイライナー。重い雰囲気になるだけではなく時代を感じるメイクになりやすいため、控えることをおすすめします。
黒い服の日は、できるだけナチュラルにメイクしてみてください。全体的に肌なじみのいいベージュやテラコッタで自然な陰影を与えることで、古臭くなく若々しい表情に整います。
筆者はアイシャドウを淡いベージュ系、チークを肌に溶け込むようなベージュ系、リップをテラコッタ系にしてみました。アイライナーはラメ入りのレッドブラウン、マスカラは明るいブラウンを使い、ソフトに仕上げています。
全体に淡い色を取り入れることで黒い服の日でも顔が明るく見え、若々しい表情を演出できるでしょう。
■白い服には少しの深みと血色で華やぎを意識
年齢を重ねると、顔全体がぼやけた印象になりがち。白い服の日はさわやかに仕上げたくなるかもしれませんが、ナチュラルすぎると顔がよりぼやけて見えてしまう可能性があります。
全体が淡い色で統一されたメイクでは顔全体にメリハリがなく、老けて見られたり寂しげに感じられたります。
白を着て寂しく見える場合は、ピンクやローズ、コーラルで血色感をプラスしましょう。
筆者はアイシャドウをやや深みのあるローズ系、チークを明るいローズ系、リップをコーラル系にしてみました。マスカラは血色カラーと相性のいいブラウン系を。アイシャドウで目元の存在感が高まったので、アイライナーは使いませんでした。
目元に少しの深みを添えつつ血色カラーを活用することで、顔全体が華やぎ清潔感を保ちながらメリハリのある表情が叶います。
万能と思われる黒や白の服も、合わせるメイク次第で老けて見えたり古臭く見えたり、疲れて見えたりすることがあります。服の色に合わせてメイクを変えて、若々しい表情に仕上げてみてはいかがでしょうか。
(美容ライター コスメコンシェルジュ 古賀 令奈)
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