看護師である筆者は、病気の相談を受けることが多いのですが、お子様の発達に関して気にされている方も増えてきているようです。そこで今回は、お子様の発達が気になったときの相談窓口などについてご紹介します。
■1.発達障害ってどういうこと?
新聞やメディアでも発達障害について取り上げられることが多くなり、一般的にも知られるようになりました。発達障害は脳機能の発達が関係する障害です。いくつかのパターンに分類されており、コミュニケーション・人との関わりを苦手とする場合や、落ち着きのなさ、また読み書きが苦手など症状はさまざまです。
代表的な発達障害の種類
よく知られている「自閉症」をはじめ、下記のような発達障害が代表的です。
・自閉症
・アスペルガー症候群
・注意欠陥多動性障害
・学習障害
■2.病院以外にもあります!お近くの相談窓口
お子様の発達に関しては、なかなか人に相談できないという方が多いようです。検査してもらおうと思っても、どこの病院に行けばよいのか分からないことも多いかもしれません。そんな時はまず自治体の機関に相談してみることをオススメします。
市町村保健センター
専門の相談員が、発達障害だけでなく子どもの性格や知能、学校生活などにも相談に乗ってくれます。
子育て支援センター
子育ての悩みや不安に対して相談に乗ったり、アドバイスをしたりする総合機関です。子育てサークルの育成なども行っています。
発達障害者支援センター
発達障害に対する支援を、総合的に行っている機関です。発達障害に関する相談を受けたり、専門的な支援に取り組んでいます。
■3.相談する前にまとめておくこと
上述のような機関に相談する前に、子どもの特徴や性質など、まとめておけることは整理しておきましょう。
・「おかしいな」と思う子どもの行動や言動
・話し始めた時期や、人見知りの有無など
・いつ頃から子どもに違和感を感じたのか
・保育園や学校の先生から、子どもについて言われたこと
・自分自身が今悩んでいること
抱えている育児の不安を誰かに話すだけでも気持ちが楽になることがあります。気になることがあれば、自分だけで抱え込まずに勇気を出して相談してみてはいかがでしょうか。
(看護師/ホリスティックビューティインストラクター 市村幸美)
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