梅雨になると、なんとなく「頭が重い」「体がダルい」なんていうことはありませんか?
その不調、梅雨特有の気候によるものかもしれません。
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ・中医学耳つぼ美容協会 耳つぼセラピストの筆者が、梅雨特有の「なんとなく不調」対策について紹介します。
■梅雨に体調が崩れるのはなぜ?
そもそも梅雨に体に変化が現れるのはなぜでしょうか?
主な原因として、「湿気」と「低気圧」の影響があります。
(1)湿気
梅雨になると、雨の日が増えて日常的に湿気が多くなります。
すると、体の中にも水分が溜まりやすくなるため、「むくみ」「頭痛」といったことが起こりやすくなります。
(2)低気圧
低気圧も体の水分バランスに乱れを生むといわれています。
水分のバランスの乱れは自律神経の乱れにもつながるため、体のだるさなどが起こりやすくなります。
いずれも「体の水分量」の変化によって起こる不調ですが、40・50代はホルモンバランスの乱れも加わるため、日常的なケアを心がけるようにしましょう。
■梅雨の不調対策におすすめ!耳つぼマッサージ
すぐにできるカンタン耳つぼマッサージをご紹介します。
日常生活の中で、時間も手間もなくできることばかりなので、ぜひお試しくださいね。
(1)腎(じん)のつぼ
体に溜まった老廃物や、水分の代謝に欠かせない「腎臓」の働きにアプローチしてくれるつぼです。
耳の上部にある「耳甲艇(じこうてい)」と呼ばれる平らな部分の上部、耳の外側寄りの位置にあります。
軽く3秒ほど押して一旦ゆるめる。これを3〜5回繰り返します。
小さなつぼなので、手で押す場合は小指などを使用しますが、押しにくい場合は綿棒などを使用するのがおすすめです。
(2)膀胱(ぼうこう)のつぼ
腎臓で排出された老廃物や水分を体外に排泄するための、「膀胱」にアプローチするつぼです。
耳の上部にある「耳甲艇」と呼ばれる平らな部分の上部、「腎」より少し顔に近い位置にあります。
「腎と同様に、軽く3秒ほど押して一旦ゆるめます。これを3〜5回繰り返します。
こちらも、小指で押すか、押しにくい場合は綿棒などを使用するのがおすすめです。
(3)神門(しんもん)のつぼ
40・50代のつやプラ読者の方には、ぜひ覚えていただきたい定番のつぼです。
加齢によるホルモンバランスの乱れや、ストレスなどで起こる自律神経の乱れを整えてくれるといわれているつぼです。
耳の上位置にある三角形の凹みの頂点あたりに位置しています。
神門に人差し指を置き、耳の裏側を親指で支え、挟むように3秒ほど押してゆるめるます。これを3〜5回繰り返します。
(4)最後に
ご紹介した3つのつぼ押しを終えたら、最後に首を軽く右回り・左回りに回します。
1周5秒くらいかけてゆっくりと、右回り・左回りをそれぞれ2〜3回ずつ行いましょう。
日頃からできる梅雨の「なんとなく不調」対策をご紹介しました。この耳つぼマッサージを行って、すっきりした毎日を送りましょう!
(ヘルス&ビューティーコンシェルジュ 西川美佐子)
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【参考】
※“頭痛、むくみ、だるさ” 梅雨になると体調不良になるあなたは【湿気負け体質】!? – クラシエホールディングス
※低気圧不調が起きる仕組み – 小林製薬
※ABLC認定「ヘッドメディカリストアドバイザー検定」テキスト
※星野忠宏 編著『からだと耳のツボ療法 ニューハンドブック』(2001年)長生出版