夏は、化粧崩れに悩む方も多いのではないでしょうか。
ファンデーションのヨレや崩れは、ファンデーションそのものよりも、メイク前のスキンケアや下地づくりの影響を大きく受けます。
コスメコンシェルジュで美容ライターの筆者が、40・50代の方におすすめの、ファンデーションが崩れない塗り方を紹介します。
■40・50代におすすめ!夏にファンデーションが崩れない塗り方
(1)ファンデーション前の「保湿」と「なじませ」を重視
ベースメイクで重要なのは、メイク前の仕込みです。
どれだけ素晴らしいファンデーションでも、土台となる肌のコンディションが悪ければ、ヨレや崩れが起こりやすくなります。
ベタつきが気になるからといって油分を控えるのはNG。ベースメイクを進めるうちに乾燥しやすくなり、乾燥による皮脂の過剰分泌を招きます。
化粧水や美容液を使ったあとは、乳液やクリームなどで水分を閉じ込めてください。
しっかりと保湿した直後の肌は、水分や油分がなじみきっていない状態です。
この状態でベースメイクを始めると、化粧下地やファンデーションが密着できず、汗や皮脂をかくとヨレたり崩れたりしやすくなります。
きれいな状態をキープするために、メイク前は「保湿」と「なじませ」の2点を意識しましょう。
保湿後は、10分程度はメイクを始めず、肌の状態を落ち着かせてください。
手の甲で頬に触れてみて、濡れた感覚やベタベタ感が引いていれば、メイクを始めてOK。軽く吸いつくような感覚が理想的です。
(2)テカリを防ぐ化粧下地で肌を整える
夏のベースメイクで保湿タイプの化粧下地を使うと、化粧崩れがより起こりやすくなります。
乾燥にお悩みでなければ、テカリを防ぐタイプの化粧下地を使ったほうが、ヨレにくくなります。
できる限り保湿成分も配合されたものを選び、乾燥対策もできるものにしましょう。
テカリを防ぐ化粧下地には、サラッとした質感に仕上がるものが多いので、仕上がり後も快適に過ごしやすいでしょう。
トーンアップや色ムラカバーなどができるタイプであれば、ワンアイテムでお悩みに対応できて便利です。
乾燥が気になるけれど皮脂やテカリを防ぎたい場合は、乾燥が気になる部分には保湿タイプの化粧下地を取り入れ、2つの下地を使い分けるとよいでしょう。
(3)コンシーラーはパウダーの前が鉄則
コンシーラーを塗る場合は、パウダーの前に塗ることを覚えておいてください。
使うファンデーションがパウダータイプならファンデーションの前に、リキッドやクリームタイプならファンデーション→コンシーラー→フェイスパウダーの順で塗りましょう。
この順番を守ることで美しく仕上がり、ヨレや崩れも防ぎやすくなります。
筆者は今回、重ねるアイテムを少なくするためにパウダーファンデーションを使うことにしたので、化粧下地を塗ったあとにコンシーラーを使いました。シミや色ムラが気になる頬の高い位置に塗布しています。
(4)ファンデーションは一度塗りで薄く仕上げる
ファンデーションはできるだけ薄く仕上げてください。
厚塗りすると、より崩れやすくなるだけでなく、崩れ方も汚くなりがちなので、メイク落ちが気になる時期こそ薄く仕上げることが大切です。
スポンジにファンデーションをとり、半顔ずつ頬→顎→額→鼻の順に塗布していくと、皮脂が多く分泌されるTゾーンを薄く仕上げられるでしょう。
事前に下地でトーンアップと色ムラカバー、コンシーラーでシミカバーをしているため、一度塗りでも十分きれいに仕上がります。
リキッドやクリームタイプの場合も同様の方法で塗ってください。カバーしきれない部分にファンデーションの上からコンシーラーを使い、仕上げにフェイスパウダーを重ねれば完了です。
全体のメイクを完了後に乾燥を感じる場合は、仕上げに保湿成分が配合されたフィックスミストでスプレーしておくと、乾燥が和らぎ、メイクの崩れ対策にもなりますよ。
ご紹介したメイクには、ファンデーションのヨレや崩れを防ぎ、美しく仕上げる方法やテクニックを盛り込んでいます。ベースメイクにお悩みの方は、ぜひ試してみてくださいね。
(コスメコンシェルジュ・美容ライター/古賀 令奈)
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