味噌汁は、具材次第で若返り作用がアップすることをご存知でしょうか。
栄養士・ヘルシー料理研究家の筆者が、若々しさをキープするのに役立つ味噌汁の具材をご紹介します。
■味噌汁のパワー
毎日、何気なく食べている味噌汁は、実はアンチエイジング作用の高い料理の一つです。
栄養豊富な大豆を発酵させた味噌は、若返りビタミンと呼ばれるビタミンEや、年齢ともに減少していく女性ホルモンと似た働きをすることで知られる大豆イソフラボンが豊富です。
大豆の栄養を摂取することができる調味料として、海外モデルにも愛用者がいるほど、世界中で美容に良い食品として知られています。
■老けない味噌汁になる具材
味噌汁は具材によって風味が変わるところが魅力の一つですが、アンチエイジング作用も具材によってさらに高めることができます。
アンチエイジング作用をよりパワーアップさせる具材をご紹介します
(1)カボチャ
今が旬のカボチャは、肌の潤いを高めるβカロテン、美肌作用の高いビタミンC、若返りビタミンとも呼ばれるビタミンEが豊富に含まれた野菜です。
これらのビタミンはビタミンACE(エース)と呼ばれ、美肌を作る最強の組み合わせとして知られています。
皮は特に栄養価が高いので、皮ごと切って入れるのがオススメです。
(2)生芋こんにゃく
生芋こんにゃくは、化粧品の成分としても知られる、肌の潤いを保持する成分のセラミドがトップクラスの含有量を誇ります。
カロリーも低く、満足度も高いので、ダイエットの面でも強い味方になる具材です。
生芋ではないこんにゃくもあるので、パッケージの確認を忘れずにしましょう。
(3)トマト
トマトの赤い色素の成分であるリコピンは、非常に高い抗酸化作用を持っています。
ともに含まれているビタミンCと一緒に紫外線ダメージを阻止し、シミやソバカスの改善と予防をする働きが期待できます。
味噌との相性も良く、特に白味噌と合わせると洋風のスープのような風味が楽しめます。
(4)高野豆腐
味噌にも含まれている、年齢とももに失われがちな女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボン。
高野豆腐は大豆の栄養が濃縮されているため、大豆イソフラボンを効率よく摂取することができます。
良質なタンパク質源でもあり、衰えがちな筋肉の形成にも役立ちます。
(5)手羽先
肌の弾力を形成するコラーゲンとエラスチン、さらには潤い成分であるヒアルロン酸も豊富に含む、美肌作用の高い具材です。
少し多めの出汁でじっくり煮込んでから味噌を溶くと、柔らかくて食べやすくなります。
慣れ親しんだいつもの味噌汁の具材も良いですが、時にはいつもと違う具材を使って、新しい風味を味わいながら若々しい身体作りを目指してみませんか? 毎日の一杯が、さらなる美しさを作っていくでしょう。
(栄養士・ヘルシー料理研究家 fumie)
【関連記事】
・入浴後に飲んではいけない要注意な飲み物3つ
・朝コーヒーで痩せ菌が増える!ちょい足しすべきもの4つ
・食べると老化が加速する!?避けるべきNGドレッシング
・ヤセ菌が増殖する!?腸が喜ぶオクラの食べ方