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トマトよりも優秀!?美肌になるミニトマトの栄養&食べ方

管理栄養士
今井尚美

栄養価が高いことで知られるトマトですが、実はミニトマトのほうが栄養価が高いことをご存じでしょうか?

トマトよりも優秀!?美肌になるミニトマトの栄養&食べ方

管理栄養士の筆者が、ミニトマトの栄養価の高さと効果的な食べ方について、ご紹介します。

■トマトよりも高い!ミニトマトの栄養価

トマトには、「βカロテン」や「ビタミンC」「食物繊維」などが豊富に含まれています。

実はミニトマトには、これらの栄養素がトマトよりもはるかに多く含まれています。

βカロテンはトマトの約1.8倍、ビタミンCは約2倍、食物繊維は1.4倍と、明らかにミニトマトのほうが栄養価が高いことが分かります。

βカロテンには強い抗酸化作用があり、体内でビタミンAに変換されて、皮膚や粘膜を健やかに保つ働きがあります。

ビタミンCはシミの原因となるメラニンの生成を防いだりコラーゲンの合成をサポートして美肌を維持したりと、美容面で強い味方になってくれます。

また、ミニトマトには「リコピン」も豊富に含まれているのですが、リコピンにも強い抗酸化作用があり、肥満予防作用や美肌作用が期待できるのだそうです。

■ミニトマトの効果的な食べ方

上記のように栄養豊富なミニトマトを食べるのであれば、効果的な食べ方をしたいところです。

手軽に取り組める、ミニトマトの効果的な食べ方をご紹介していきましょう。

(1)にんにくと一緒に

名古屋大学とカゴメとの共同研究によれば、ミニトマトに豊富なリコピンは、ニンニクタマネギなどのユリ科野菜と一緒に加熱調理すると、リコピンが体内に吸収されやすくなるのだそう。

ミニトマトとニンニク・タマネギは、味の相性も良いため、煮込み料理スープにミニトマトを使う際には、ニンニク・タマネギも忘れず加えましょう。

(2)すり潰す

ミニトマトに豊富なリコピンは、生で摂るよりも、加熱加工されたほうが体内に吸収されやすくなることが分かっています。

そのため、ミニトマトを使った手作りスムージースープ、ドレッシングなどにして、いただきましょう。

リコピンは脂溶性であるため、スムージーやスープ、ドレッシングにする際にはオリーブオイルを少々加えると、より効率よく吸収できますよ。

(3)朝に食べる

カゴメの研究によると、リコピンは1日の中でも「」に摂取すると最も吸収率が高いのだそう。

洗うだけで手軽に食べられるミニトマトは、忙しい朝でも問題なく用意できるでしょう。

このとき、牛乳チーズなど脂質を含むものと一緒に食べると、脂溶性のリコピンをより効率的に摂取できるため、おすすめですよ。

(4)モロヘイヤや枝豆と組み合わせる

ミニトマトに豊富なビタミンCは抗酸化作用を持っており、同じく抗酸化作用をもつ「ビタミンE」と組み合わせと、相乗効果で老化予防などの働きが最大限に得られるといわれています。

ビタミンEはモロヘイヤ枝豆、かぼちゃなどの夏野菜に多く含まれており、ミニトマトと味の相性も良いため、ぜひ組み合わせて調理してみてください。

手軽さと栄養価の高さが魅力の、ミニトマト。ぜひ栄養価の高さを最大限に活かせる食べ方を意識して、暑い夏も美しく&健康に過ごしましょう。

(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)

 

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【参考】
リコピン – わかさ生活
トマトのリコピンはニンニクやタマネギで調理すると吸収されやすくなる – 日本医療・健康情報研究所/創新社
オススメは朝or夜?トマトの栄養リコピンを効率良く摂る方法 – カゴメ
抗酸化による老化防止の効果 – 長寿科学振興財団

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