身体に良いと思って食べている味噌汁。
もしかしたら具材の選び方で、気づかないうちに美容や健康に悪い味噌汁になっているかもしれません。
栄養士・ヘルシー料理研究家の筆者が、美容や健康のために、味噌汁で避けるべき具材をお伝えします。
■味噌汁は食べる美容液
たくさんの具を入れて作る味噌汁は、現代の食生活で不足しがちなビタミン、ミネラル、食物繊維といった、美容と健康に嬉しい成分がたくさん摂れる素晴らしい食べ物です。
味噌には、女性ホルモンに似た働きをするとされる大豆イソフラボンが含まれており、40代・50代の女性には一層おすすめでもあります。
しかし、具材によっては美容や健康に逆効果になってしまうこともあるので、気を付ける必要があります。
■味噌汁で避けるべき具材
味噌汁の具材は、野菜からお肉まで相性の良いものがたくさんあります。
どれも味としては美味しいのですが、美容や健康を意識するのであれば避けるべき具材を紹介します。
(1)豚バラ肉・ベーコン
豚汁を作る際には必須の具材で、深いコクが出ます。
しかし、脂質が多く、高カロリーです。
中でも飽和脂肪酸が多く、飽和脂肪酸の摂り過ぎは健康に良くないとされています。
脂質の摂り過ぎは、ニキビなどの肌トラブルや肥満の原因になることもあります。
豚肉の旨味を入れたい場合は、低脂肪である赤身のもも肉で代用すると健康的です。
(2)油揚げ・厚揚げ
大豆由来の為、一見ヘルシーな印象の油揚げや厚揚げ。
確かに大豆の栄養は摂れますが、揚げているので意外にカロリーが高く、ダイエットには不向きです。
ものによっては油が酸化していることもあり、酸化した油は老化の促進につながるともいわれています。
大豆製品を使いたい場合は、豆腐を使うようにしましょう。
(3)じゃがいも
じゃがいもは、血糖値の上昇度を表す指標であるGI値が高い食品です。
高GI値の食品は血糖値が急激に上がりやすく、体脂肪として溜め込みやすい傾向があります。
芋類を入れるのであれば、GI値の低いさといもや、栄養価も高いさつまいもで代用すると良いでしょう。
■「だし」にも注意!
具材だけでなく、味噌汁そのものにも注意点があります。
利便性の高いだし入り味噌や顆粒だしは、塩分や添加物の含有量が多い傾向にあるため、できるだけ避けた方が無難です。
塩分の摂り過ぎはむくみにも直結します。
できれば昆布とかつおでだしをとりましょう。一層美味しく仕上がり、添加物や塩分も抑えられます。
毎日のように食べる味噌汁だからこそ、今日から早速「きれいになれる味噌汁」にチェンジして、毎日の食事の中で美容と健康に良い栄養を摂取しましょう。
(栄養士・ヘルシー料理研究家 fumie)
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