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余ったら!甘さだけじゃない「ハチミツ」の驚きの利用法4つ

台湾料理研究家
小河 知惠子

ハチミツは、デザートや飲みものに加えるなどして用いられることの多い甘味料です。カレーに入れると味がまろやかになることも、よく知られているところでしょう。でも、これだけではバリエーションが少ない。せっかく買っても余らせることになりがちです。高価なものですから有効に使いたいですよね。今回は、料理研究家である筆者が「ハチミツの驚きの利用法」についてご紹介します。

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■1:魚料理に少量加えてくさみをとる

魚のくさみの原因となるのは、アミンという物質です。鮮度が落ちてくると、特にこのニオイが強くなってきます。ハチミツにはアミンの揮発を抑える働きがあるので、魚料理に少量加えるとニオイ防止になります。

■2:肉料理をやわらかく仕上げる

ハチミツの成分であるブドウ糖と果糖には、高い浸透力があります。肉料理に加えると、肉の内側に浸透して収縮を抑え、やわらかさを保つ働きをします。また、ハチミツが肉の表面についたことで、外側が早く焼き上がり、外はパリッと、なかはジューシーな焼き具合となります。

■3:米をふっくら炊きあげる

米2合に対して、ハチミツを小さじ1程度入れて炊きます。するとハチミツに含まれるブドウ糖と果糖が米に浸透し、保水性を高め、仕上がりをふっくらさせます。また、酵素の働きにより米の甘みを引き出すので、いっそう美味しく炊きあがります。

■4:肌に塗ってしっとりとスキンケア

ハチミツは、肌に塗ってもいい効果をもたらします。高い保湿効果があるので、しっとりとした肌になります。使い方は、肌に直接塗ってパックのようにするだけ。5~10分ほどしたら蒸しタオルで拭き取ってください。ただし、ハチミツの栄養分は加熱すると多くが失われるため、使用できるのは高品質な非加熱のハチミツに限ります。

いかがでしたか? ハチミツは常温保存で2年ほど品質が保てます。焦って使う必要はありませんが、徐々に味は落ちていきます。高価なものですから、購入したらしっかり使い切るようにしましょう。
(料理研究家 オガワチエコ)

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