2017年01月10日

失敗しない！美容院でのオーダーの秘訣は「自己開示」

つやプラ編集部

美容院での仕上がりに100%満足している、と言い切れる女性は、実は多くないのでは？　なんとなく美容師さんにおまかせしてしまったり、恥ずかしさから希望をうまく伝えられなかったり……。そんな女性たちの悩みを解消するべく、「女の運命は髪で変わる」の著者で日本初のヘアライターである佐藤友美さんに、「なりたい髪」になれる美容院でのオーダー法についてお話を伺いました。

■「おまかせ」はNG！なりたいイメージを正直に伝えて

−なぜ「おまかせ」はNGなんでしょうか？

「美容師さんは髪のプロなので、お客さんの顔かたちや髪質を見れば、大体似合う髪型が分かるものです。ですが、その人がなりたい理想像や目指す方向性は、自分から話さないと美容師さんには伝わりません。「自分がどうなりたいか」は自分にしかわからないことなのです。それをしないで『おまかせで』はちょっと乱暴ですよね。『美容院で髪型がうまくいったことがない』という人は、自己開示をしていないことがほとんどだと思います。

例えば同じボブでも、目指す方向がキャリア系ならば、前下がりのシャープなボブを提案してもらえたり、可愛い系になりたいなら丸みのあるボブを提案してもらえたりします。でも自己開示をしない人は、『なりたいイメージ』が美容師さんに伝わらないので、『なりたい髪』が手に入りにくいのです」

◇自分のことを恥ずかしがらずに話してみることが大切

「自分のことを話さないのに『自分のことを分かって』と言うのは図々しい。自分を大切にして、自分のことをたくさん話すことが出来ている人ほど、『なりたい髪』を手に入れているものです。カウンセリングのときは心を開いて、病院やエステで話す時のように、自分のことを恥ずかしがらずに話してみることが大切だと思います」

■ブログやツイッターをチェック！相性の良い美容師さんの選び方

−次に、美容師さん選びのコツを教えてください。

「話をしやすい、親身になって話を聞いてくれる、自分と相性の合う美容師さんを選ぶことが大事です。作品やカタログ写真を見るだけではなく、ブログやツイッターを見て、興味や趣味が合いそう、話しやすそうだな、と感じる美容師さんを選ぶと良いと思います。

美容師さんの技術面より、内面が分かるようなツール、例えばインスタグラムやフェイスブックをフォローしてみて、お客さんとのやり取りやコメントへの返信などをチェックしてみると、自分との相性を判断する参考になるでしょう」

◇友だちの紹介ならなお良し

「相性の良い美容師さん探しに、一番のおすすめは友だちの紹介です。自分が良いなと思う髪型の友だちに、美容師さんを紹介してもらうと『なりたい髪』により近づくことが出来るでしょう。美容師さんにとっても紹介で来た人は一番大切にしたいお客さんであるはず。丁寧な対応を受けやすいし、ハズレも少ないと思います」

■自己分析シートを作って「人生の棚卸し」もおすすめ！

−技術より内面や相性、友だちの紹介…と、まるで転職や婚活のようですね。

「まさにそう！　自己分析シートを作って『人生の棚卸し』をしてみることもおすすめです。自分がどんな言葉で褒められたいかをキーワードで書き出すのもいいですよ。「可愛い」と言われたいのか、それとも「綺麗」と言われたいのか。どんな言葉を言われたら気分があがりますか？　人生を振り返ってみると、本当はなりたかった自分の理想像や諦めた夢があるはず。でも、髪を味方につければ、30代40代からでも、いつからでも人は変われると思います。

例えば、30代後半のある知人女性は、『わたしなんか…』が口癖で、自己肯定感が低かったけれど、ある日、人にすすめられ髪型を変えたら周りから褒められ、自分に自信を持てるようになったことで行動も変わって男性から誘わる機会も増えました。整形しなくても、10キロ痩せなくても、会社を変えなくても、髪を変えただけで人生を変えられるんです。恥ずかしがらず、自分はどんな自分になりたいのかを言葉にして、美容師さんに伝えてみてくださいね」

いつも、美容師さんに心を開いて話せていたかな？　と自分を振り返りつつ、今度はもっと「なりたい髪」について話してみよう！　とわくわくしてくるようなインタビューでした。次回は、「マイナス5歳若見えするドライヤーのかけ方」についてお話をお聞きします。お楽しみに。（つやプラ編集部）