電子レンジは、とても便利な電化製品です。手早く料理を温めたり、下ごしらえなどにも役立ちます。でもいろんな食品に使えるだけに、レンジのなかは汚れたり、ニオイがついたりしています。なるべく清潔に使うためには、こまめなお手入れが必要。安いものではないので、長持ちもさせたいですよね。今回は、料理研究家の筆者が、「電子レンジをキレイに掃除する方法」をご紹介します。

■1：濡れたタオルをレンジにかけて

濡れたタオルをレンジで加熱してしばらく置いておくと、水蒸気がレンジ内に付着し、汚れが浮き上がった状態になります。汚れが落ちやすくなっているので、タオルを取り出してそのまま拭き取りましょう。

■2：頑固な汚れは重曹を使って

電子レンジは食品を扱う場所なので、あまり洗剤などを使用したくありませんよね。そこでお勧めするのが、重曹です。重曹は薬用のものであれば、うがいなどにも用いられるので安全性は保障済み。掃除の際に使うのは、工業用。濡れタオルに重曹を含ませてレンジにかけ、しばらく置けば汚れやニオイがキレイに取れます。

■3：ニオイを消すには柑橘類の香りで

みかんやレモンといった柑橘類には、リモネンという精油成分が含まれています。この成分には消臭効果があり、レンジ内のニオイを取り去るのに役立ちます。方法はカンタン。半分にカットしたみかんやレモンをレンジにかけるだけ。皮だけを集めてレンジにかけても効果があります。最後は軽くタオルで拭き取りましょう。

■4：コーヒーのカスやお茶がらでニオイ消しも

捨てるしかないようなコーヒーのカスやお茶ガラも、ニオイ消しとして役立ちます。使い終わったカスや茶ガラを小皿にのせ、レンジにかけるだけ。気になるニオイもなくなり、スッキリした状態になります。

いかがでしたか？　調理に使う道具を清潔に保つことも、料理の腕を上げるための大事な要素のひとつです。できあがった料理を食べる人のことを思えば、当然のこと。電子レンジはこまめに掃除して、末永くお使いください。
（料理研究家　オガワチエコ）

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