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お赤飯やおはぎ作りに!炊飯器で「もち米」を炊くコツ4つ

台湾料理研究家
小河 知惠子

お祝いごとのときなどによく用いられるのが、お赤飯やおはぎといった食べものです。どちらももち米が材料ですが、いざ作るとなると、どうしていいか分からない方も多いのではないでしょうか。炊飯器にもち米モードなどが付いている場合もありますが、炊く前の洗い方や水の量なども、普通の白米と少し異なるところがあります。今回は、料理研究家の筆者が、「炊飯器でももち米を炊くコツ」についてご紹介します。

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■1:洗う際は素早く

もち米は、普段食べているうるち米と違って水分の吸収の早いのが特徴です。ゆっくり洗っていると研ぎ汁を吸ってしまい、米がヌカ臭くなります。研ぐというよりは洗う感覚で、ササッと済ませて水を捨てる。これを何度かおこなってください。

■2:水はやや少なめで炊く

もち米を炊飯器で炊く場合、水の量を普段のごはんのときと同じようにすると、炊き上がりがやわらかくなってしまいます。つぶしてお餅にするのであればそれでいいのですが、赤飯やおはぎの場合は、水を少なめで炊いたほうが米がしっかりします。

■3:浸水時間は必要なし

もち米は吸水率が高いので、浸水させると炊く際に炊き水がない状態になってしまいます。そこでまた水を足すと、炊き上がりも水っぽくなります。炊飯器で炊く場合、浸水時間はほぼ必要ありません。

■4:15分ほど蒸らしてほぐす

炊き上がってから蒸らしすぎると、水気の多いベチャッとした状態になります。蒸らし時間は15分ぐらいがベスト。蓋を開けたら、しゃもじでほぐして空気を入れると水分が飛んで、1粒1粒ツヤのある米に仕上がります。

いかがでしたか? もち米を炊くには蒸し器を使うほうが本格的ですが、お持ちでない場合もあるし、炊飯器のほうが簡単です。上手に炊けば、蒸し器にも負けない仕上がりになります。美味しいお赤飯やおはぎを作って、お祝いの席に花を添えてください。
(料理研究家 オガワチエコ)

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