豆腐や豆乳の原料となる「大豆」が、身体に良いことはよく知られています。たんぱく質が豊富で、食べれば健康にも美容にも効果があります。
でも、調理する過程において、栄養を逃がしてしまう場合があります。それを防いだのが、「蒸し大豆」です。そのまま食べられるので料理にも使いやすい。
今回は、料理研究家の筆者が「蒸し大豆の料理への利用法」をご紹介します。
■大豆イソフラボンで美しく
大豆を調理する際、煮たり茹でたりする過程で、湯に流れ出てしまう成分があります。健康に役立つ栄養素もあり、非常にもったいない。蒸し大豆は、そういった栄養を無駄にせず、内側に閉じ込めることができるのです。
特に、美容に効果があるとされる栄養素が大豆イソフラボン。肌だけでなく髪にもツヤを与え、女性らしい美しさを保つのに役立ちます。
■「蒸し大豆」のいろいろな利用法
煮物に加えるだけで簡単
大豆を使った料理というと、まず煮物が浮かびます。ひじきやニンジン、切り干し大根やかぼちゃなどの煮物に加えるだけ。
大豆の弾力のある食感と自然な甘みが加わって、料理の味がいっそう引き立ちます。
定番のミネストローネ
豆料理の定番といえば、ミネストローネです。玉ねぎニンジン、ベーコンなどと一緒にトマトソースで煮込んだイタリア料理のことで、日本の料理で言うところの味噌汁にあたります。
他にも、クリームシチューやクラムチャウダーなどの、ホワイトソースとの相性も良いです。
サラダに加えてボリューム感
普段から食べているサラダに加えれば、味だけでなくボリュームもアップして満足のいくメニューになります。
ポテトサラダ、シーザーサラダ、フレンチサラダなど。少量でボリューム感が出るうえに、栄養も豊富なので、美しさを保ちながらのダイエット食として利用可能です。
朝食やデザートにも
意外かもしれませんが、ヨーグルトに加えても美味しいです。ヨーグルトの酸味と、大豆の自然な甘みの組み合わせが◎。大豆は食物繊維も豊富なので、便秘解消に効果あり。
寒天に合わせて、みかんの缶詰などを加えて黒蜜をかければ、夏らしい爽やかなデザートになります。
いかがでしたか? 蒸し大豆は調理が必要ないので、そのままおやつ感覚で食べる方もいるようです。ただ、カロリーが低いわけではないので、食べ過ぎには注意。
上手に料理に利用してください。
(料理研究家 オガワ チエコ)
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