秋冬は寒さのせいで、血行が悪くなるなどして肌が冷えがちです。肌が冷えると、乾燥やくすみが進むので、肌を冷やさないように心がけることが大切です。
そこで今回は「肌冷えを招くNG習慣」をご紹介します。
(1)寒い季節もシャワーで済ます
寒い季節でも湯船に浸かることなく、シャワーで済ますことは、残念ながら肌冷えを招くNG習慣です。シャワーでは身体を芯から温めることができず、血行不良に陥って肌冷えを招く恐れがあります。
面倒でも毎日湯船にゆったりと浸かる時間をとって、身体を芯から温めましょう。その際は、温浴効果の高い入浴剤を使うとより効果的です。
(2)寒いからとついつい引きこもりがち
寒いと外出が億劫になりがちです。たまに外出しても車での移動が多くなる人も多いのではないでしょうか。
しかし、運動不足は冷えの元! 引きこもってダラダラと過ごしていると、寒い季節は脂肪を溜め込みやすいので体重増加を招きます。寒い季節こそ心がけてこまめに身体を動かすことを心がけましょう。
(3)冷たい飲み物や食べ物が好き
冷たい飲み物や食べ物が好きで、よく口にする人は、身体を冷やして肌の冷えを招く恐れがあります。
特に寒さが気になる季節は、冷たい食品の摂取をできるだけ控えて、逆に身体を温める作用のある食品や温かい食品を口にすることを心がけましょう。
(4)クリームは使わない
使用するスキンケアアイテムに好みや主義主張があって、「クリームは使わない」という人もいることでしょう。
しかし、ポーラの研究の結果、化粧水と乳液、クリームの3品を使うと、化粧水だけ、もしくは化粧水と乳液だけのスキンケアの場合と比較して、肌の表面温度をキープする効果が高いことがわかっています。
寒さが気になる季節こそ、密封力の高いクリームを塗って肌冷えを防止することが大切です。
(5)冷たい手でスキンケアする
毎日のスキンケアの際に冷たい手で肌に触れることも、肌冷えを招く原因となります。スキンケアの際には必ず手を温めてからスキンケアする習慣を身につけましょう。
スキンケアと同時にマッサージを行うと、血行を促進して肌を温める効果があるのでおすすめです。必ずクリームやオイルを多めに使って、指の滑りをよくして行いましょう。
(6)寝室が寒いものの特に対策は取らない
寝室が寒いにも関わらず、これといった対策をとっていないのも、肌冷えを招くNG習慣です。
寝室の温度を上げて眠るのがおすすめですが、乾燥が気になるなどの理由で暖房を入れたまま眠るのに抵抗がある人もいることでしょう。そんな人は、マスクやアイマスクを利用すると肌冷え防止になります。
ただしその場合は、肌に直接接するものなので多少の摩擦があることも想定して、綿やシルクなど、肌に優しい素材のものを使用することが大切です。
冬に老けることがないよう、今日からNG習慣を見直して、肌冷えを防止しましょう。
(アンチエジングアドバイザー 遠藤幸子)
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【参考】
※肌冷え 冷えの本格シーズン到来。肌もからだもあたため第一主義で – ポーラ
※あたたか美人 冬温活のススメ – ワタシプラス(資生堂)