2017年12月10日

養蜂を見極めて！美容家が本当に食べている「ハチミツ」3選

美養フードクリエイター
岩田まなみ

美容と健康に役立つ甘味料と言えば「ハチミツ」です。ビタミンやミネラル、ポリフェノールが豊富で抗菌力にもすぐれたハチミツを、白砂糖の代わりに使っている方も多いのではないでしょうか。

確かにハチミツは栄養価にすぐれた甘味料ですが、蜂という自然の生き物が作り出すものなので、全てが安心・安全というわけではありません。美養フードクリエイターである筆者が本当に食べているハチミツを3つご紹介します。

■ハチミツが必ずしも安心・安全ではない理由

ハチミツは、蜂が花の蜜を吸って作り出すものです。そのため、蜂が蜜を集めた花が無農薬で栽培されていない場合は、農薬がハチミツに混ざる可能性があります。

また、蜂が多くの蜜を作り出すために採蜜期間に蜂に抗生剤を与えている場合が多くあり、これもまたハチミツに混ざっている可能性があるのです。

さらに、ハチミツの粘度を調整するために加熱されたものや、ハチミツ以外のものが混ざっている場合もあり、「ハチミツ」と書いてあるだけでは、安心・安全のハチミツかどうかは区別がつかないのが現状です。

ですから、メーカーのHPなどで、どのような養蜂で作られたハチミツかを確認してから購入することをおすすめします。

「中央アジアのスイス」と称される、自然豊かなキルギス共和国で作られたハチミツです。

キルギスは、冬は最低気温が氷点下40℃に達することもある地域であること、空気が非常に乾燥していることから、害虫やカビの心配がないため、農薬も抗生剤も必要ないのだそうです。また、冷蔵庫コンテナにて日本に届くため、温度変化によるハチミツの劣化の心配もありません。

ハチミツの名前にもなっている「エスパルセット」という花の蜜だけでできており、とても華やかな風味が印象的です。結晶化しているので、甘味もしっかりと感じられる、存在感のあるハチミツです。
（170g　税抜価格3,000円）

世田谷区にある自然農法を行っている宍戸園のバラ、ブルーベリー、柑橘類、ハーブなどから作られた百花蜜です。植物が全て自然栽培で、蜂に抗生剤も与えていないため、安心して食べることができます。

ご夫妻で営まれる農園は、23区内とは思えない美しい自然農園で、食用のダマスクローズ、ブルーベリーなどを雑草から守るために、ハーブを植えるなどしています。その一部で養蜂を営まれているため、数に限りのあるハチミツですが、バラの華やかな香り、上品な甘味、やさしい口どけ、とても美味しいハチミツです。

他のハチミツと一線を画するのがマヌカハニーですね。マヌカハニーには、他のハチミツにはない特有の成分UMFが含まれ、このUMFの濃度が高いほど抗菌殺菌作用が高いハチミツとなります。近年人気が高まっているため、ラベル表示と中身があっていない場合もあるのだそうです。

こちらのマヌカハニーは、本物のマヌカハニーであることはもちろん、無農薬、非加熱、冷蔵コンテナでの輸送、遮光ビンと、徹底してマヌカハニーの品質にこだわったハチミツです。

ハチミツだけでなく、マヌカハニー100％の飴もあるので、持ち歩きしたい方にはこちらも嬉しい商品です。

せっかく美容と健康に役立つものを食べるのであれば、安心・安全なものを食べたいですよね。ご紹介したハチミツは、安心・安全、そして美味しいハチミツです。ハチミツ好きの方は、ぜひ一度お試しくださいね。

（美養フードクリエイター・中医薬膳師　岩田まなみ）