年齢を重ねると、疲れが顔に出やすくなりがち。特に、睡眠不足によるクマは悪目立ちしやすいものです。コンシーラーで隠そうとして思いどおりにいかず、苦戦している方も多いのではないでしょうか。
今回は「クマをカバーして元気な表情を演出する、コンシーラーを使ったメイク術」をご紹介します。
■クマを隠すコンシーラーのカラーは「オレンジ&イエロー」
コンシーラーを選ぶとき、カバー力ばかりを重視していませんか? クマを隠すコンシーラーは、色で決めるのがポイントです。
睡眠不足によるクマを隠したいときは、オレンジとイエローのコンシーラーが大活躍。血色に近いオレンジに明るいイエローを重ねることで、自然にカバーできますよ。
メイクのやりかた
(1)スキンケアの後に化粧下地で肌の状態を整えてから、まずは、クマが気になる部分にオレンジのコンシーラーをON。今回は青みのカバーを実証するために血管の上にのせてみました。
(2)これを軽くたたき込むように伸ばします。クマやくすみが隠れます。
(3)次に、オレンジの上にイエローを重ねてください。先ほどと同じように、軽くたたき込むように伸ばすと目もとが明るくなり、クマがあることを感じさせなくなりますよ。
上記の画像は、イエローまでのせてたたき込んだ状態です。血管の凹凸は隠せませんが、コンシーラーを塗った部分は青みがカバーされたのが、ご覧いただけるかと思います。
■コンシーラーはやわらかいものをチョイス
目もとに使うコンシーラーは、テクスチャーがやわらかいものを選ぶのがコツです。まばたきなど筋肉の動きが激しい部位なので、固めのものを使うとヨレやすくなります。
塗るときにコンシーラー用のブラシを使うと、指で塗るのに比べて目尻のような細部にも塗りやすく、均一に色を補正することができます。
■ファンデーションは不要!フェイスパウダーで化粧崩れを防止
コンシーラーを塗った目もとにファンデーションを重ねると、ベースメイクが重たくなります。ヨレや崩れの原因になるため、フェイスパウダーを重ねるだけで十分です。
ただし、目の下の乾燥が気になるからといって、軽くのせる程度ではNG。この部分に油分が多い状態だと、アイメイクが崩れやすくなります。スキンケアで入念に保湿をしておき、フェイスパウダーはしっかりと塗っておきましょう。
コンシーラーと一口にいっても、その種類はさまざま。ニキビ跡やシミを隠すコンシーラーと同じものを使うと、理想の仕上がりは実現しにくいでしょう。
オレンジとイエローのコンシーラーがセットになっているアイテムもあるので、クマができやすい方はぜひ試してみてくださいね。
(コスメコンシェルジュ 古賀令奈
フリーライター/エディター/コスメコンシェルジュ。美容・ヘルスケアを中心として「わかりやすく試しやすい」をコンセプトに執筆。日本化粧品検定1級コスメコンシェルジュを取得し、美容法の提案活動も展開。)
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