毎日のスキンケアに欠かせないアイテム「化粧水」。手持ち率No1と言っても過言ではありません。毎日使うからこそ、効果的に使って美しい肌をキープしたいですね。
コスメコンシェルジュの筆者が化粧水の選び方・美肌に導く効果的な使い方をご紹介いたします。
■目次
1.化粧水の役割と種類
2.化粧水の正しい使い方と注意点
(1)化粧水の使用量の目安
(2)コットン使用のメリット
(3)手使用のメリット
3.化粧水のつけ方の基本とポイント
(1)つけるタイミングは洗顔後30秒以内
(2)手順とポイント
(3)注意点
4.化粧水パックの方法
5.コスメコンシェルジュのおすすめ化粧水
(1)実力派コスメ
(2)プチプラコスメ
■1.化粧水の役割と種類
一般的な認識としては「化粧水」=「肌に水分・潤いをあたえる」といったイメージを持たれる方がほとんどでしょう。
化粧水は、お肌に対して以下のような役割があります。
・水分を与える
・栄養を与える
・潤いバランスを整える
・柔軟にする
・みずみずしくなめらかにする
様々な化粧水を使いわけて
化粧水を選ぶ際には、保湿はもちろんですが、配合美容成分により、エイジングケア・美白ケア・毛穴ケアなどの肌のお悩みや目的に合わせてお選びいただくことが、「なりたい肌」への近道です。
他にも肌悩みや、目的に合わせた様々なタイプの化粧水があります。
化粧品メーカーによって表示は異なりますが、化粧水には以下のような種類があります。
(i)柔軟化粧水、モイスチュアローション、トリートメントローション
お肌にうるおいを与えます。
(ii)カーマインローション
日焼けなどによるホテリを鎮めます。
(iii)収れん化粧水、アストリンゼント、トーニングローション、トーナー
毛穴を引きしめて皮脂の分泌を抑え、化粧もちを高めます。
(iv)クリアローション
角質オフやベタつきをふき取ります。
その日のコンディションや肌悩みに合わせて使い分けをするなど、複数の化粧水を合わせて使用することも可能です。
■2.化粧水の正しい使い方と注意点
化粧水の効果を最大限に引き出す使い方としては、コットン使用を推奨しています。ただし、コットン使用、手使用、それぞれのメリットがありますので、肌コンディションやご自分に合う使い方を見つけてくださいね。
(1)化粧水の使用量の目安
500円玉硬貨大が、使用量の目安です。
(2)コットン使用のメリット
コットン使用のメリットは、「肌にムラなく化粧水を浸透させられる」ことです。ムラなく肌に浸透させることで、化粧水の効果を最大限に実感いただけます。
顔には立体感があるので、コットンを使うと、目のくぼみや鼻まわり、唇まわりなど、指先が当たりにくい細かい部分までムラなく塗布できて、部分的な乾燥を予防できます。
(3)手使用のメリット
手使用のメリットは、「手のぬくもりでやさしく肌に塗布できる」ことです。
肌がデリケート気味な時や、コットンが刺激になりやすい方におすすめです。
コットン使用に比べると、ややムラづきになりやすいのが弱点なので、手のひらや指先を使い、数回重ねづけすることでムラ塗りを防ぎましょう。また、手のひらや指先は水分を吸収しやすい部位なので、手が乾燥している方は、化粧水の水分が手にも浸透することをふまえて、使用量を調整することをおすすめします。
■3.化粧水のつけ方の基本とポイント
(1)つけるタイミングは洗顔後30秒以内
洗顔後30秒以内に使用するのが理想的です。使用アイテムによっては、ブースター美容液や乳液の後にお使いください。
洗顔直後から肌の水分は奪われはじめます。洗顔時にはタオルと合わせて化粧水を用意しておき、「すぐ」化粧水をつける習慣を身につけましょう。
(2)手順とポイント
(i)ケチらず、たっぷりと!
使用量が少ないと、本来持つ化粧水の効果が実感いただけません。高い化粧水を「もったいない」と少しずつ使うのであれば、むしろプチプライスで肌に合う化粧水をたっぷり、適量で使うようにしましょう。
(ii)コットン使用のポイント
コットンに適量の化粧水をとります。大きめのコットンは塗布範囲が広くなり、時短ケアできます。
まず、顔全体をふき取るようにやさしくなじませます。肌全体を潤わせることで、より浸透効果を高めます。
次に、面積が広く乾燥しやすい頬⇒額⇒目のまわり⇒鼻⇒唇まわり⇒フェイスライン⇒首の順に、パッティングを行い、なじませます。
パッティングの後は、手のひらで顔全体をやさしく包み込んでハンドプレスをします。
ハンドプレスをしながら一呼吸して、香りや手のぬくもりを感じてリラックスしましょう。手のひらがモチっと吸い付くようなら、しっかり浸透している目安です。
(iii)手使用のポイント
手のひらに適量の化粧水をとります。やさしく手のひらに広げてから、顔を包み込むようにしてなじませます。再度化粧水を手のひらにとり、指先で目のまわりや鼻、唇まわりなど細かい部分をなじませます。塗りムラの無いように重ねづけして、ハンドプレスをしましょう。
(3)注意点
(i)コットン使用の場合
コットン使用の場合は、ゴシゴシ擦ったり、力を入れたりしないよう気を付けましょう。
コットンは、天然コットン100%の、肌にやさしいタイプを選びましょう。コットンが毛羽立ちやすい場合は、あらかじめ手のひらで軽く表面をおさえます。化粧水の量が少ないと毛羽立ちやすくなるので、コットンの裏側まできちんと含ませることが大切です。
(ii)手のひらの場合
手のひらを使う場合も、力の入れすぎ、擦りすぎには気を付けましょう。乾燥している部分や気になる部分は、つい熱心にお手入れしたくなりますが、擦りすぎることで肌がデリケートになってしまいます。力加減の目安は、「お豆腐」や「赤ちゃんの肌」に触れるイメージで、やさしくいたわってお手入れしましょう。
■4.化粧水パックの方法
手持ち化粧水を使った「ローションパック」で潤いをキープ
パッティングをした後のコットンに再度化粧水をたっぷりと含ませて、コットンを中心から半分にさき、少し伸ばして乾燥の気になる部分に貼ってパックをします。5~10分おいてからコットンをはがしてハンドプレスしましょう。
手持ち化粧水を含ませるとパックが出来る「ローションマスク」を使うと、顔の形になっているので便利です。
肌の乾燥が激しい場合は、ローションマスクの前に美容液や乳液をたっぷりと肌になじませてからローションパックを行うと、パック後の肌の潤い&モチモチ効果が得られます。
週に1~2回のマスクで潤いをキープしましょう。
■5.コスメコンシェルジュのおすすめ化粧水
(1)実力派コスメ
リポソーム トリートメントリキッド/コスメデコルテ
スーパー保湿美容液モイスチュアリポソームの化粧水。2015年の発売以来、美容ジャーナリストも愛用し、数々のコスメアワードを受賞した実力派です。
多重層リポソーム技術というカプセル技術によるデリバリーシステムで、肌に潤いを届けます。水のようにみずみずしい感触で肌にグングン浸透し、肌が潤いを抱え込む力を高めます。
とにかく乾燥する方にはぜひお試しいただきたい逸品です。
(100ml 税抜価格6,000円/170ml 税抜価格10,000円)
(2)プチプラコスメ
モイストローションI(しっとり)・II(とてもしっとり)/カルテ クリニティ
季節や体調の変化によって肌がゆらぎやすい・デリケートになりやすい方も、安心してお使いいただける、低刺激性コスメシリーズ「カルテ クリニティ」の低刺激性保湿化粧水です。
敏感になりやすい肌も、たっぷりの潤いで満たして、肌あれしにくい肌に保ってくれます。医薬部外品、弱酸性。
(各140ml 税抜価格1,800円)
日々のケアが、未来の肌をつくります! 大切なお肌に毎日使う化粧水だからこそ、肌に合わせてきちんと選び、肌のコンディションを日々確認しながら、楽しくスキンケアを行ってくださいね。
(美容家/コスメコンシェルジュ/顔ヨガインストラクター 市川愛子
コスメサロン アイーシャ代表/美容家/大手化粧品会社22年勤務、BA教育講師18年。メイク・顔ヨガ・16タイプカラー診断を活用した「ハッピーオーラ美人」「魅せ顔」へ導く独自のビューティレッスンが好評。)
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【参考】
※リポソーム トリートメントリキッド - コスメデコルテ
※モイストローションI(しっとり)・II(とてもしっとり) - カルテ クリニティ