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首と手元も「顔」と思って!プロが教える「顔のお手入れ」

ヘアメイク
西村 リサ

11月に入って寒さも増し、スキンケアも、とろみ系の化粧水や潤い感の高いアイテムを選び、乾燥に備えたい季節になりました。

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「スキンケア」といえば、一般的にはお顔のケアをイメージする方が多いと思いますが、あなたのお手入れ方法は、ちょっと足りないかもしれません。
今回は、「化粧品選び」以前に大切な「顔」のお手入れの常識についてお伝えします。

■「顔」は全体の印象を左右する大切なもの

「顔」という言葉は、「会社の顔」「メンバーが顔を揃える」など、そのもの自体を代表するような意味意味合いで使う場合がしばしばあります。

人との関わりの中でも、顔は重要な意味を持っています。誰かの顔を見て「優しそう・怖そう」と性格を察してみたり、「顔色が悪い」と体調を案じたりもします。自分よりも年が上に見える、下に見えるなどの判断は、多くの場合「顔」で決まるといっても過言ではありません。

このように印象を左右する大切な「顔」は、頭部の前面だけを意味するのではありません。「顔」のケアも、範囲を広げて考えましょう。

■皮膚の見えている所「顔、首、手先」は顔と考える

本当に年齢を表すのは「首」といわれています。アラフォー以上でお手入れの行き届いていない首は、確実に時間の流れを感じさせます。一生懸命「顔」だけをお手入れすればするほど、顔と首の見た目年齢の差は開きます。

一年中衣服に覆われることが少なく、人の目に触れる顔、首、手先は、ご自身の「顔」としてお手入れを習慣付けましょう

首の後ろのケア

首のケアをしている方でも、見落としがちなのが「首の後ろ」です。髪の短い方、長くて結んでいることが多い方は、特に紫外線の影響を受けやすいと考えられます。

また肩こりなどで血流が悪くなっていると、当然皮膚への栄養も行き渡りません。こういう状態を放置すると、お肌が徐々にくすんできている場合もありえます。

手先のケア

手先のケアとして、ハンドクリームを活用している方も多いかと思います。ハンドクリームに加えて、お顔のケアと同時に、手の甲や指先にも化粧水などをなじませるようにしましょう。

わざわざ手先用に化粧水を取り足すのではなく、お顔の分からおすそ分けしましょう。「もったいない」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これをしないと手先だけどんどん歳を重ねることになるでしょう。

■「お顔→首→手先」のケアは一連の流れで身体に覚えこませる

自分のお手入れに割く時間は、とても価値があるものです。けれど忙しい毎日の中で、スキンケアに10分、20分とかけることは難しいのではないでしょうか。

首や手先のケアを加えるという感覚ではなく、お顔のケアの延長で首と手先のケアもしていきましょう。

やり方

(1)両手のひら全体を使って、顔に化粧水(または美容液、クリーム)をなじませます。

(2)顎先から繋げて、首へと手を滑らせます。この時、忘れずに首の後ろ側にも手を滑らせます。

(3)(1)(2)を2回繰り返します。

(4)手のひらに残った化粧水(または美容液、クリーム)を、手の甲や指先になじませます。

休日に行うマッサージなどのスペシャルケアも有効ですが、それ以上にものをいうのが、毎日のケアの底上げです。アラフォー肌のお手入れとして、毎日コツコツと良い習慣を定着させて、お肌の平均点が上がるように意識しましょう

(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト 上野リサ
大手化粧品メーカーでメイクアップアーティストとして活動後、幅広いジャンルで「顔創り」に取り組む。顔を起点とした”善い美容習慣の定着”を目指す「face conductor」というジャンルを開拓。)

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