初期のエイジングサインのひとつである「くすみ」。お悩みの方は多いのではないでしょうか。しかし、くすみといってもその種類は様々。血行不良や日焼け、角質肥厚によるものなど、その種類によって対処法は異なります。そこで、今回は夕方から感じる「くすみ」の原因と対策についてご紹介します。
■「夕方くすみ」の原因
現在38歳である筆者も最近悩み始めたのが「夕方くすみ」。筆者の場合、乾燥や冷えによる血行不良が原因のようで、乾燥と冷えが進みがちな冬に気になることが多いです。 くすみは肌の透明感やツヤを損ね、お疲れ肌に見せてしまうので老けた印象に。日頃から予防を心掛けることが大切です。
■「夕方くすみ」の対策方法5つ
(1)保湿力の高い下地・ファンデーションを選んで!
乾燥は夕方くすみの要因の1つ。日中の乾燥を防ぐため保湿を心がける以外に、ファンデーションも保湿力を重視して選ぶ必要が。また、リキッドやクリームタイプなら、美容液や乳液と混ぜ、肌の状態に合わせてカスタマイズするのもおすすめ。
(2)腹巻きやカイロで身体を温める
腹巻きやカイロなどで、冷えに効くツボを温めることも良いでしょう。特に三陰交(さんいんこう・下図参照)を温めることは、女性の冷えに有効であると言われています。
(3)軽いストレッチを日常に取り入れる
デスクワークの多い人や運動不足の人は、血行不良によって夕方くすみを引き起こす恐れがあります。仕事や家事の合間でも肩を回す、軽く屈伸するなどの軽いストレッチを日常の中に取り入れると◎。
(4)身体を温める食品を摂取する
身体を冷やさないことも大切。意識的に身体を温めるドリンクを飲んだり、料理に生姜、胡椒、山椒などスパイスをプラスしたりするのも効果的です。
(5)しっかりと睡眠をとる
寝不足になると、血行不良に陥ってしまいます。睡眠時間を確保する以外にも、質を高めるために部屋を暗くし、快適な室温でアロマを使うなど、リラックスできる環境を整えるのもよいでしょう。
■予防してもくすみが目立つ時は?
くすみを解消する効果のある、淡いピンク系のフェイスパウダーやハイライトの使用がおすすめ。パウダーは顔全体にひとはけし、Tゾーンやくすみの気になる目元に軽く重ねづけを。ハイライトは頬の上の目尻側の部分(下図参照)に入れましょう。
顔色が明るくなり、疲れた印象に見えがちな夕方くすみをカバーできるはず。お手洗いに立った時などは自分の肌をよく観察し、夕方くすみに素早く対応して1日中若々しい印象の肌をキープしましょう。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)
【関連記事】
・「ニコッと笑っちゃ」ダメ!?プロ直伝、30代流チークの入れ方・選び方
【参考】
※冬のくすみ、原因は「乾燥」だけじゃない!? 季節のスキンケアゼミ – 第一三共ヘルスケア
※ワンポイントレッスン 肌のくすみをカバーするには – 花王
※吉木伸子著(2012)『素肌美人になるためのスキンケア美容医学事典』(池田書店)
※小林ひろ美著(2011)『お肌の悩みオール解決!小林ひろ美のすべてがつまった美肌図鑑』(ワニブックス)