※2019年7月20日更新
普段お使いのメイクアイテムや化粧品、皆さんはどうやって塗っていますか? 「適当にぱぱっと!」「塗る方向なんて考えたこともない!」という方も多いかもしれません。同じ化粧品を使うなら、その力を最大限に引き出す使い方をしないと損ですよね。あなたは実はもったいない化粧品の使い方をしているかもしれません。
ヘア&メイクアップアーティストの筆者が、見落としがちな化粧品の正しい塗り方をご紹介します。
■厚化粧にならない下地やファンデーションの塗り方
「内側→外側へ」が鉄則
ファンデーションや下地を塗るとき、一番最初に置くところは濃く仕上がります。お顔は正面から両目の目尻と顎を結んだ三角地帯を仕上げればキレイに見えるという効果があるので、鼻から耳へ向けて内側から外側へ塗っていくことをオススメします。
そうすると、自然と三角地帯はしっかりとカバーされ、顔の外側は薄く仕上がるので、首との境目がくっきり! ということもなくなります。厚化粧になることもありません。お顔を塗るときは基本的に「内側→外側へ」が鉄則です。
■ムラにならない「ボディ用日焼け止め」の正しい塗り方
包み込むように横方向へ
日焼け止めを塗ることで一番注意しなければならないのは「ムラ」。手のひらに出してから塗るという方も多いと思いますが、手のひらに吸収されてしまうことがムラになる一番の原因です。まずは身体に直接、ぴゅーっと出してしまいましょう。例えば腕の場合ですと、ひじから手首へ向かって縦方向に刷りこむように塗る方が多いのではないでしょうか? 実は、それよりもムラにならずしっかりと塗れる方法があるんです。
それは、腕から手首までぴゅーっと一本日焼け止めを出して、包み込むように横方向へ塗る方法です。縦よりも細かい動きになるのでムラにもなりにくいです。そして日焼け止めは肌へ無理にすりこまないこと。肌にたっぷりおいて、それを伸ばすことが重要です。
■シワ防止!リップクリームの正しい塗り方
保湿効果を狙うなら「縦方向」に
たぶんほとんどの方が横方向へ塗っていると思います。塗りやすいですし、手っ取り早いですからね。ですが、唇のシワは縦方向。保湿効果を高めたいなら、縦方向へ塗るのが正解です。
いかがでしたか? 無意識に何も疑うこともなくしているケアも塗る方向を意識するだけで効果があがるなんて、とても簡単ですよね。是非試してみてくださいね。
(Hair&Make NANA
美容雑誌をはじめ、広告、講師、化粧品開発アドバイスなど幅広い分野で活躍中。
OL時代の経験を活かした実用的なメイクもにも定評あり。的確でわかりやすいメイクテクニックも注目。)
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