朝起きて「今日はなんとなく肌の調子が悪いかも」と思うことがありませんか? そんな時、普段通りのスキンケアのまま化粧をすると、ノリが悪くいつもより老けて見えてしまっているかもしれません。今回は、簡単にメイクのりをよくする方法をご紹介します。
■お肌をチェック!メイクのりが悪い原因は?
肌の調子を下げている遠因は、寝不足や体調不良。しかし、直接的な原因は「乾燥」や「角質肥厚」、「油分と水分のバランスが悪い」ことなのです。適切なケアを行うためには、洗顔前に清潔な手で自分の肌に触れるほか、自然光が差し込む明るい場所で鏡を使い、自分の肌の状態をよく観察することが大切です。スキンケアをする前に、化粧のりを悪くする原因を把握しておきましょう。
■シーン別!化粧のりをアップさせる方法4つ
(1)時間短縮!内と外の「水分補給」
油分と水分のバランスが悪く感じ、乾燥していると思ったら、まず水分補給をすることが大切です。忙しい朝に手間をかけていられない人におすすめなのが、シートマスクやローションパック。歯を磨きながらでも行えるのでおすすめです。最後は、乳液やクリームなどで油分を補給しましょう。 また同時に、身体の中からも水分補給を心がけましょう。朝は身体が冷えているため、冷たい水より白湯を飲むのが◎。代謝もよくなり、くすみケアにも効果が期待できます。
(2)寝坊しても大丈夫!プラスワンケア
寝坊をしてしまった余裕のない朝は、とにかく保湿するのがおすすめ。いつものス キンケアに、たったプラスワンのステップでよいのです。「セラミド」や「プロテオグリカン」などの保湿成分が配合された美容液を使ったり、いつもの乳液や クリームに少量オイルをプラスしたり、保湿効果の高い下地やファンデーションを使うのも、化粧のりをアップする効果が期待できます。
(3)肌がゴワゴワしたら「角質ケア」
肌がゴワゴワしたり、クリームや乳液を塗った際にカスのようなものが出たら、肌に角質が溜 まっているのかも。洗顔前なら、いつものスキンケアの前にクレイパックなど低刺激の角質ケアアイテムを使うのがおすすめ。スキンケアを済ませてしまった後 なら、夜のスキンケアで角質ケアを取り入れましょう。
(4)時間のある朝は「スチーム×マッサージ」
時間に余裕があるなら、顔にスチームを当てながらマッサージしましょう。乾燥だけでなく、くすみやむくみにも効果が期待できます。マッサージに好きな香りのオイルを使うと、リラックス効果も得られますよ。
メイクの仕上がりは、一日の気分を左右しますよね。外出までの時間を考慮しつつ、化粧のりをよくするケアを取り入れてはいかがでしょうか。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)
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※プロテオグリカンでほうれい線の改善効果を確認! – サントリー
※キュレル「セラミド」とは – 花王
※友利新監修『最新版 肌美人になるスキンケアの基本悩み解消パーフェクトBOOK』(学研パブリッシング)
※吉木伸子著・監修/岡部美代治監修/小田真規子監修(2010)『素肌美人になれる正しいスキンケア事典』(高橋書店)