趣味嗜好というものは、かたよる傾向がありますよね。買い物もそれと同じように、いつも似たような洋服を購入してしまうということはありませんか?
持っていることを忘れているわけではないけれど、どうしても感覚で選んでしまうとクローゼットの中身はなんだか単調なものばかりになってしまいます。
ファッションスタイリスト・ライターの筆者が、似たような洋服を購入しないようにする方法をご紹介します。
■クローゼットの整理が不十分?
似たような洋服を購入してしまう時は、「衝動買いが抑えられない」もしくは「クローゼットにある服を把握しきれていない」という場合が多いです。
衝動的買いを止めるのはご本人の意識づけによるところが大きいですが、手持ちの服を把握することで無駄な買い物を防ぐことにつながります。
■「たたむ」ではなく「かける」収納を
クローゼットにどんな服がどれくらいあるのかを瞬時に思い出せなければ、洋服を購入する時に似たようなアイテムを買ってしまうことになります。そのため、ご自身が持っているアイテムを把握することが大切です。
洋服の管理の仕方は人によってさまざまかと思いますが、筆者が推奨するのは「かける収納」です。
キャビネットやチェストに洋服をたたんでしまうのではなく、ハンガーにかけて収納しましょう。そうすることで、常に洋服をどのくらい持っているのか把握することができます。
また、洋服はたたんでおくとそのぶんシワができてしまうので、洋服をキレイに保管するという意味でもハンガーにかけておくと良いでしょう。
■色・アイテム別に整理整頓する
クローゼットのなかは、色やアイテム別に整理整頓をしましょう。
参考にしていただきたいのは、アパレルショップにおける洋服の並べ方です。ショップに置いてある服は、必ず色、もしくはアイテム別に各コーナーに整理されており、お客様が欲しい服を迷わないように並べられています。
それと同じように、ご自身のクローゼットのなかも色やアイテム別に分けることで、自分の持っている服はどんな色が多くてどんなアイテムをたくさん持っているのかを一目で把握することができます。
クローゼットのなかを常にチェックしていなくても、「今日は買い物に行く」という日にクローゼットを眺めるだけで、手持ちの服をパッと把握できるのでとてもラクですよ。
■クローゼット管理アプリでお買い物前にチェック
クローゼット管理アプリは登録に手間がかかってしまうのですが、確実に似たような服を買ってしまうクセを防止するのに最適なアプリです。
手持ちの洋服を1着ずつ撮影し、アプリ上で洋服の点数やアイテムを把握できるようになっています。実際にアイテムを購入する前にアプリをチェックすることで、似た洋服を購入しようとしていないか確認することができます。衝動買いがやめられない方にはぴったりの方法です。
「クローゼット管理アプリ」で検索するとたくさんの該当アプリが出てきますので、ぜひチェックをしてみてください。
■たまには似た服を購入するのもOK
今回は、無駄な買い物を防ぐために似たようないアイテムを購入しないための対策法をご紹介しました。もちろん、だからといって必ずしも似た洋服を買ってはいけないということはありません。
大事なのは、ご自身がその買い物に満足できるかということです。
「似た服を持っているのにすっかり忘れて買ってしまった」ということが多く後悔をするならば防ぎましょう。ですが、似た洋服があると分かっていながらも「それでもこの洋服が欲しい!」という気持ちも大切になさってください。
買い物は、「欲しい」という純粋な気持ちを優先しても良いものです。ぜひ、バランスよくかしこく買い物を楽しみましょう。
(ファッションスタイリスト・ライター 角 佑宇子
ファッションスタイリストの経験を経て2014年からライター業を開始。anan web・女子SPA!などでトレンドファッション、恋愛、美容コラムを執筆中。)
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