美は細部に宿ると言いますが、普段使用するメイク道具のケアは、メイクの基本の「き」。特に、スポンジが汚れていては、メイク時にカラーがキレイにのらないだけでなく、雑菌が付着・繁殖したスポンジはお肌にマイナスなことばかり! 今回は、筆者の化粧品トレーナーとしての経験や、IBF国際メイクアップアーティストの資格を元に、使用頻度の高いスポンジに絞って、選ぶ際のちょっとしたポイントとメンテナンス方法をご紹介します。
■大きさもポイント!「肌触り+適度な厚み」で選んで
ファンデーションケースに入っている四角いスポンジは、化粧直し用として活用するのがよいでしょう。おすすめは「卵型で、適度な厚みのあるタイプ」。肌当たりの良い素材、肌触りの良いスポンジを使い、肌を労わりましょう。また、少し大きめのスポンジを使った方が、広い面積でささっとファンデーションが塗れるうえ、力が分散して肌への負担軽減し、時短にもなります。
予備のスポンジを持っておくと便利!
パウダーファンデーションを購入する際には、予備スポンジを2つほど合わせて購入するのがおすすめ! スポンジをローテーションして使っていくと毎日洗うこともでき、常に清潔な状態が保てます。
■スポンジの洗い方 3ステップ
スポンジについたファンデーションは中性洗剤で落ちますが、ファンデーションの種類や汚れの蓄積具合によってはなかなかスッキリと落ちてくれません。肌に直接当たり、メイクののりに大きく影響を与えるので、週に1回は必ず洗いましょう。
1.水で湿らせ、ご家庭の中性洗剤で揉み洗い
洗面器などにぬるま湯をため、ボディシャンプーやせっけんを溶かして泡立てて揉み洗いします。専用洗剤もありますが、台所用洗剤でもしっかり落とすことができますよ。洗剤等は、色味の濃いものや香りの強いものを避けないと、スポンジに色や香りが移ってしまうので注意してくださいね。優しく「押し洗い」するのがポイントです。
2.流水に当て、しっかりすすぐ
ぬるま湯を当てながらしっかりと押し洗いし、汚れた色が出なくなるまですすぎます。洗浄剤を残さないようにしっかりと行いましょう。
3.水気を絞って、日陰で「ネット干し」
ぎゅっと固く水気を絞り、干して完全に乾かしましょう。水気を絞る時は両手で包み込むようにギュッと押すとスポンジへの負担を軽減できます。干す際は、太陽に直接当てるとスポンジが劣化してしまいます。固くなり変色が進み、ボロボロになるので注意が必要。また、洗濯ばさみに挟むと跡が残るので、洗濯ネットの中に入れ、ネットごと干すと簡単ですよ。
■「スポンジお洗濯」を習慣化するコツ
毎日食器を洗う際、全部洗い終えたらついでにスポンジやパフも一緒に洗ってしまうと習慣化しやすいですよ。さらに、洗剤も肌に優しいものや香り・成分などに気をつけるきっかけにもなり、一石二鳥です。
ぜひ試してみてくださいね。
(ホリスティックビューティインストラクター 小塚美香)