身体が芯から冷える、真冬シーズン。なかでも雨の日や風が強い日は体感温度がグッと下がるので、「暖かい冬小物」が欠かせませんよね。とくに今季は、頭巾のように頭を覆い被せる「バラクラバ」や手首を温める「アームウォーマー」といった個性的な小物がトレンドになっています。
とはいえ、このようなデザイン性の高いものを大人世代が取り入れると、若作り感が出過ぎてしまうと心配してしまうでしょう。スタイリストの筆者が、大人世代が使ってはいけない冬の防寒アイテムをご紹介します。
■大人世代が使ってはいけない冬の防寒アイテム4つ
(1)リボン付きのファーティペット
首にしっかり密着するティペット。多くはファータイプで、首元に置くだけで顔まわり全体に上品さと可愛らしさを印象づけてくれます。
しかし、問題はそのデザインの甘さ。とくに注意が必要なアイテムは、結ぶ部分がリボンになっているリボンタイプのファーティペット。リボン×ファーのデザインが大人世代にとっては甘すぎる印象になります。
同じティペットでも、リボンがついていない毛足がやや長めのファーティペットなら大人の女性も取り入れてOKです。
(2)ニットキャップ
可愛いとは反対に、カジュアル色の強いニットキャップ。一時期ニットキャップはブームを巻き起こしていたので、大人世代でも持っているという方も多いでしょう。
しかし、ニットキャップはどうしてもストリート色が強いため、大人女性の服装にマッチしにくいといったデメリットがあります。また、ニットキャップの雰囲気に合わせてカジュアルなデニムでまとめようとすると、そのカジュアルさが「子どもっぽいおばちゃん」といった印象にうつりやすいです。
絶妙なバランスコーデを作るのにむずかしいニットキャップは、さけた方が良いでしょう。
(3)派手色・派手柄のバラクラバ
ファッション界で今話題となっているバラクラバは、頭全体に覆い被せるとどうしても頭巾といった印象が拭えません。
ですが、フードのように首に引っ掛けるだけなら、大人女性が取り入れても問題はないでしょう。ただし、その場合も取り入れる色や柄、ニットの編み地に注意してバラクラバを選ばないといけません。
主張の強い派手な色やボーダー柄などの柄物は、バラクラバに視線が集中するのでNG。また、ざっくりとしたローゲージタイプのニットはカジュアル要素が強いので、こちらもさけましょう。
選んでOKなのは、控えめなオフホワイト、ブラウン、ネイビー、グレーの無地。編み地は目が詰まったミドルゲージタイプがおすすめです。
(4)Aラインのレッグウォーマー
意外と大人世代の防寒対策として採用されているレッグウォーマー。今年はY2K(2000年代ファッション)ブームの影響もあり、これまでレッグウォーマーに馴染みのなかった20代も積極的に採用しています。
しかし、トレンド化すると良くも悪くもデザインのバリエーションが増えるので、自分に合っていないデザインを選んでしまう可能性もあるので気をつけたいところ。
大人世代的にNGなレッグウォーマーは、90年代のコギャルがしていたような、裾に広がりを持たせるAラインシルエットのレッグウォーマーです。
レッグウォーマーはシンプルなデザインでも足元にボリュームが出ます。Aラインはとくに脚が短く見えやすいので、ボトムスをミニ丈にしないとバランスが合わないので着こなしがむずかしいアイテムです。ミニボトムに馴染みのない大人世代は、このタイプのレッグウォーマーに手を出すことは禁じたほうが良さそう。
実はおすすめ!アームウォーマー
(VICTORIAアランニット アームウォーマー/J.PRESS LADIES 税込価格6,930円)
現在のトレンドで大人世代にもおすすめのアイテムを1つ挙げるとすれば、それはアームウォーマーでしょう。
アームウォーマーは袖口の広いアウターと合わせると、袖からほんの少しチラ見えするのでおしゃれでかわいいです。また、袖から入り込む冬風からしっかり手元の寒さをカバーしてくれます。
まずは、お手持ちのアウターと同系色のものから取り入れてみてはいかがでしょうか。
大人世代が使ってはいけない冬の防寒アイテムをご紹介しました。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
(ファッションスタイリスト・ライター 角 佑宇子)
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