マスクを外す機会が増えてきましたが、加齢で顔の輪郭がぼんやりしてきた上、マスク生活で表情が乏しくなってきて、顔を出すのに自信がない……。そんなふうに感じている方もいらっしゃるでしょう。
エステティシャンの筆者が、「マスクを外すのに自信がない」という方のために、簡単にできる顔エクササイズを紹介します。表情イキイキ、キレイな笑顔で、マスクを外しても若々しい印象を手に入れましょう。
■表情筋にアプローチ!笑顔がキレイになる顔エクサ
(1)ほうれい線・フェイスラインを引き締め!咬筋・側頭筋ほぐし
お顔の中でも、印象を大きく左右するのは、「咬筋」と「側頭筋」。モノを噛むとき、奥歯を噛み締めるときに使う大きな筋肉です。
特に食いしばりなどの癖がある人は、しっかりとここをほぐしましょう。ほうれい線、フェイスラインだけでなく、目元たるみやエラに関連するポイントです。
口をポカンと開けます。
口をポカンと開けた状態で側頭筋(耳の上、ハチマキをする部分、こめかみの少し上)にゲンコツを当てて、上下にゆらすようにマッサージします(30秒〜1分)。
口をポカンと開けた状態で、少し顎をあげてゲンコツをエラの部分に当てて、上下にゆらすようにマッサージしましょう(30秒〜1分)。
(2)表情豊かな目元へ!おでこほぐし
スキンケア時など、おでこ部分に乳液やクリームなどを少し多めに塗った状態でおこないましょう。おでこの筋肉(前頭筋)がほぐされると、まぶたや目元がぱっちりして表情が生き生きした印象になります。
テーブルなどに肘をついて、手の平におでこを乗せましょう。眉毛やその付近に手の付け根が乗るイメージです。
手に頭の重みを預けたまま、生え際までスライドします。ゆっくり行うのがポイントです。
少し手の位置をずらして、おでこ全体を引き上げるようにスライドしましょう(各1~3セット)。
(3)好印象な笑顔に!口角をあげる筋トレ
口角がしっかりあがった笑顔は、それだけで好印象! しかし40代以降は、放っておくとと口角がしっかりと上に上がりにくくなってきます。
頬のコリをほぐして、しっかり上がる口角を手に入れましょう。
口元準備ストレッチ
小鼻の横、頬に親指の外側・第二関節を当てて、上下にほぐします。
少し位置をずらしながら行います。
上の写真の赤いところをメインに行いましょう。「痛気持ちいい」くらいの強さで、10秒から20秒程度行いましょう。
口角をあげる筋トレ
写真のように、唇を内側にしまいます。
鏡を見ながら、口角だけを上に持ち上げて笑顔をつくるイメージで。
ここで口角が上がらない、上がりが弱い人は口角をあげる筋肉が弱っている証拠です。最初は指でサポートしながらでもいいので頬の力を使って口角があがるようにエクササイズしていきましょう。
このまま30秒キープします。
笑顔がきれいになる顔ヨガをご紹介しました。「ちょっと面倒!」と思った方は、まずは(1)の顔エクサだけでもOKです。1週間続けると、少しお顔がすっきりして、引き締まり感が出てくると思いますよ。ぜひ続けていってくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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