冬に飲みたくなる温かいドリンクと言えば、自販機などでもつい買ってしまうポタージュとココアが挙げられるでしょう。特にココアは、甘さもあって気分もホッコリしますよね。家で作ることも多いと思いますが、ほんのひと工夫加えるだけで、さらに美味しくなったりもするんです。今回は、料理研究家である筆者が、「ココアをもっと美味しく飲む方法」をご紹介します。
■ココアとココアパウダーの違い
ココアを作るときに必要な粉末は2種類あります。すでに砂糖とミルクが入っていて、お湯を注ぐだけで作れるタイプと、それらが入っていない「ココアパウダー」のみのもの。前者は主にホットココアを作るのに用いられ、後者のココアパウダーはお菓子作りなどにも用いられます。
■1:最初に砂糖と一緒に混ぜてペースト状に
ココアパウダーにホットミルクをそのまま注ぐと、どうしてもダマができやすくなります。そこで、初めに少量のミルクでペースト状に練っておきましょう。その際、先に砂糖を混ぜることで、さらにダマになりにくくなります。
■2:生姜を入れてさらに温まる
生姜はカラダを温める効果のある食材です。温かいココアに入れて飲めば、寒い日にピッタリのドリンクになります。すりおろした生姜を加えて、ジンジャーココアに。ほんのり漂うスパイシーな香りがポイントです。さらに、シナモンを入れて甘い香りを加えてもいいですね。
■3:チョコレートを入れて濃厚に
チョコレートを容器に入れてレンジにかけ、溶けたものをココアに加えます。コクのある濃厚なココアのできあがり。チョコレートには、ミルクやビター、ホワイトなどの種類があるので、好みのものを選んで入れましょう。
■4:マシュマロを浮かべてかわいらしく
ココアにマシュマロを浮かべるのは、アメリカでよく見られる飲み方です。マシュマロはゼラチンでできているので溶けやすく、ほのかな甘みが加わります。見た目もかわいらしいので、女性や子どもにも喜ばれます。
いかがでしたか? ココアはカラダの温まる飲みものですが、ひと工夫加えるとさらに心もホッコリと温まります。カラダにいい飲みものでもあるので、ティータイムや食後などにもお試しください。
(料理研究家 オガワチエコ)
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