ごはんを炊きすぎて余らせたときなど、冷凍庫に入れて保存しておくでしょう。こうすることで、食べたいときにレンジにかければいいのでとても便利。味もそれほど損なわれません。でも、できることなら、炊きたてに近いような、なるべく美味しい状態で食べたいですよね。今回は、料理研究家の筆者が、「ごはんを上手に冷凍保存するコツ」をご紹介します。
■1:炊きあがったあとは早めにラップに包む
ごはんを美味しい状態に保つのには、とにかく水分の蒸発を防ぐことです。炊きあがったあとそのままにしておくと、どんどん水分が抜けて、粘りやもっちり感が損なわれます。なるべく早めにラップに包み、少し冷ましてから冷凍庫に入れましょう。
■2:ラップで包む際はフワッと軽めに
ごはんをラップで包む際、あまりかっちり包むと米同士がくっつく原因になります。なるべくフワッと軽めに包みましょう。こうすることで解凍の際にも熱が均等に行き渡り、ムラなく温めることができます。また、ラップで包む際に一食分ずつに分けておけば、使いやすく無駄に残すこともないので便利です。
■3:自然解凍ではなく電子レンジを使って
解凍の際は、自然解凍ではごはんが劣化してパサパサになってしまいます。ですから、電子レンジにかけて解凍するようにしましょう。ある程度温まったら、しばらく放置してムラすのがポイントです。熱が全体に行き渡り、ふっくらとして炊きたて感が出ます。
■4:冷凍保存でも1週間でかなり味が落ちる
冷凍保存にしたからといって、いつまでも品質が保たれるわけではありません。1ヶ月は持ちますが、味はだいぶ落ちてしまいます。1週間でもかなり変わってくるので、早めに食べるようにしましょう。
いかがでしたか? ひとり暮らしの方などは、ごはんを冷凍保存する機会も多いと思います。仕事でお疲れのときなども、サッと取り出して温めて食べられるので重宝します。質を保って美味しく食べるためにも、ちょっとした手間を惜しまないようにしましょう。
(料理研究家 オガワチエコ)
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