最近はSNSに、食事の風景や食べている料理の写真を投稿する方が増えています。思わず「いいね」ボタンを押したくなる素敵な写真も多いですよね。でもなかには、「もうちょっといい写真なかったの?」と思ってしまうようなものもなくはありません。特に料理の写真は撮り方が難しく、美味しさを伝えるどころか、見るにたえないものになってしまうこともあります。そこで今回は、料理研究家の筆者が、「食べもの写真を上手に撮るコツ」についてご紹介します。
■1:必ず自然光で撮る
料理を美味しそうに写真で撮るためには、太陽の光を浴びている状況が一番。食材の持つ自然な色合いを引き出すことができます。とはいえ、家やお店ではなかなか厳しいので、可能な限り窓の近くで撮るようにしましょう。その際に光の加減、逆光が気になるかもしれませんが、大丈夫。意外と逆光のほうが立体感が出て、美味しそうに写ります。
■2:ライトはすべて消す
外が曇っていて光が足りないと思っても、部屋の明かりを強くするのはオススメできません。特に蛍光灯などは、料理が青白く光って不自然になります。たとえ曇っていたとしても、それぐらいの光で十分キレイに写るので、ライトはすべて消してください。同様に、フラッシュも使わないようにしましょう。
■3:光が強い場合はレースのカーテンを
逆に、外から入ってくる太陽の光が強すぎると感じたときは、レースのカーテンを引くといいでしょう。一枚引くだけで光がほどよく遮られてやわらかくなり、料理の写真を撮るのに好都合の条件となります。
いかがでしたか? 美味しい料理を食べたときは、その感動をほかの人にも伝えたいものです。写真を投稿する際は、できるだけよく撮れたものにしなければ感動も伝わらないでしょう。多くの人に「いいね」をもらえるように、環境を整えて写真を撮ってください。
(料理研究家 オガワチエコ)
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