こんにちは、NEUTRAL produced by GARDEN副店長の大坪亜紀子です。今回は、30代・40代の方にも人気の「ハーフアップアレンジ」についてご紹介します。過去の記事(関連記事をご参照ください)でも度々ご紹介しているアレンジですが、今回はベーシックなハーフアップが素敵に見えるポイントを、「残念ハーフアップ」と比較しながら解説します。
■ココが違う!生活感あふれる「残念ハーフアップ」
まず、「残念ハーフアップ」の写真をご紹介しましょう。「えっ! どこがおかしいの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。ひとつひとつ残念ポイントを解説していきます。
1.タイトすぎる
「タイトが好き!」という方はいいと思うのですが、全体的にタイトすぎるシルエットでは頭が小さく見えてしまい、こなれ感には欠けた印象に。
2.毛量のバランス
ハーフアップは、毛をとる量のバランスが大切。写真のハーフアップだと、少し量が多いようです。
3.分け目、生え際がパックリ!
以前のアレンジでもご紹介しましたが、大人女性のヘアアレンジの注意点はずばり分け目! 下図のように、トップにパックリとした分け目があると、スタイルが貧素に見えてしまうんです。トップの分け目を隠すことが若見えの秘訣と言えます。
分け目と同様に、額の左右の生え際が完全に見えてしまっているのもポイント。このように生え際が見えると、一気に生活感が出てしまいますから注意が必要です!
■バレッタで「こなれハーフアップ」に変身!
では、この3つのポイントを頭に入れつつ、「こなれハーフアップ」に変身させましょう! 今回はゴムではなく、バレッタを使用します。大きすぎず小さすぎないサイズがオススメ。なぜバレッタか、という理由はプロセスの中でご紹介します。
1. まずは下準備。ファイバー系のワックスを薄く伸ばしておきます。パラパラとした後れ毛が出ると生活感が出てしまいますが、このひと手間で防ぐことができますよ。
2. 分け目が分かれないよう、画像のように分け目の両脇から髪をかぶせるようにして、耳から上の毛を後ろに集めます。このとき、額の生え際が目立たないようにまとめましょう。
3. 集めた毛は、バレッタで直接留めます。ゴムで縛ってから留めると「残念ハーフアップ」で見たように、アップした毛がまとまりすぎて、きちんとしすぎる印象になってしまうんです。
3. ここでひとワザ。留めた毛は、中央に集めすぎず、左右に分散させましょう。飾りゴムではなくバレッタを使うことで、分散させた毛先を遊ばせて華やかさを出すことができるんです。
4. トップの髪を少しつまんで引き出しながら、ボリュームを調節しましょう。
5. ラフでこなれた感じを演出するには、敢えて出す後れ毛を作ると、それらしく見えます。耳周りの毛をこれくらい残して、ふんわりさせるのが顔周りを華やかに見せるポイントです。
6. ここでもうひとワザ。正面から見える部分だけでもOKなので、毛先をランダムに巻きましょう。このひと手間で、ぐっと華やかな仕上がりに。
残した耳周りの毛も、忘れずに巻いて下さいね。
完成図はこちら!
いかがでしょうか。冒頭の「残念ハーフアップ」と比較すると、かなり印象が違って見えるはず。
特別な工程も必要なく、ちょっとしたコツで仕上げられるこなれハーフアップ、ぜひ試してみてくださいね。人気の「くるりんぱ」を使った大人ハーフアップも過去記事でご紹介していますから、関連記事からぜひご覧ください。
(「NEUTRAL produced by GARDEN」副店長 大坪亜紀子/文:つやプラ編集部)
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