婦人科に相談に行く患者さんの悩みで最も多いと言われている、月経痛。痛みの原因や、生理中にありがちなストレス解決法を知れば、無理しがちなブルーデイもハッピーに過ごせるかもしれません。今回は自宅やオフィスでもできる解消ポーズをご紹介します。
■魅力ある成熟期の過ごし方が、将来を決める
18歳〜45歳ごろまでの女性は「成熟期」といって、女性ホルモンの分泌が安定して妊娠・出産にもっとも適し、美しい肌や女性らしい身体になる年齢。しかし成熟期も後半になると、精神的なストレスなどから月経トラブルとなって現れやすくなり、女性ホルモンのバランスが崩れると不妊や更年期トラブルにもつながることも。きちんと基礎体温を計り、身体のリズムを知って不調を防いでいきたいですね。
■月経痛が起こる原因とは?
月経痛は、子宮を収縮させるホルモンの過剰分泌や、骨盤内のうっ血、経血が通る子宮口の狭さなどが原因で起こるそう。また、冷えや精神的なストレスが痛みをさらに強めてしまうこともあるため、体を温め、リラックスする環境を作ることも大切。特に気を付けたいのは、身体を締め付ける下着や服装や、同じ姿勢でい続けること。血流が滞り血行不良を招く元となります。
■月経痛を和らげるポーズ
痛みの原因は骨盤内のうっ血と、溜まった経血を押し出すための強い子宮の収縮です。早く治したいその痛みに、即効くポーズをご紹介します。
●子宮内のうっ血を取るポーズ〜自宅編〜
(1)うつぶせになりクッションを骨盤の下に置きます
(2)骨盤を高く持ち上げます。
うっ血が取れ、痛みが和らぐと考えられます。
●骨盤周りの緊張をゆるめ血行をよくするポーズ〜オフィス編〜
(1)イスに浅く座り、骨盤を立てる。
(2)背中を丸めて、骨盤を後傾させる。
骨盤を前後に揺らすイメージで、1と2を10回ほど繰り返します。
痛みをとるポーズを試す時は、滞った血液がほどけるのを感じながら行ってみて下さいね。月経痛の原因になりやすい精神的ストレスは、普段よりもゆったりした時間を過ごすことで、大きく和らぎますよ。
(つやプラ編集部)
【関連記事】
・生理前の不調、もう悩まない!「PMS対策」食品5つ
【参考】
※月経痛(生理痛) – ユニ・チャーム
※お肌のお勉強 – エリエール
※女性の一生と女性ホルモンの変化 – ツムラ
※西川奈穂美著(2013)『不調を根こそぎ解決!女のゆがみトリ』(リベラル社)