春になると、ご挨拶や来客の機会が増えるものです。素敵な笑顔でお迎えしても、メイクが崩れていたら台無しになってしまいますね。
今回は、ヘア&メイクアップアーティストの筆者が「時間が経っても美しい状態をキープするために見直すべきこと3つ」をご紹介いたします。
■1.皮脂分泌が増えるのに合わせて、保湿方法を変える
暖かくなると毛穴もゆるみ、皮脂分泌が多くなります。乾燥の季節と同じお手入れをしていると「保湿成分+皮脂」で、過剰保湿が皮脂を招いてテカリすぎの原因となり、ツヤがですぎてしまう場合もあります。そんな時は、肌状態にあわせて保湿方法を変えましょう。
例えば、目周りや頬などの乾燥が気になる所にはしっかりとクリームを付けますが、皮脂分泌の多いTゾーンや小鼻にはクリームなどの油分をべったりつけないようにします。
ツヤ肌に仕上がるファンデーションもテカリすぎに見せないために、Tゾーンや小鼻はパウダーで押さえるなどの工夫も必要です。
■2.朝の洗顔をマッサージクリームに変える
夕方になると、「顔がくすむ」「皮脂で顔がベタつく」というお悩みは、30代を過ぎると多くお聞きします。メイク直しでハイライトを入れたりお粉で押さえるなど、上から乗せるケアに意識が向きがちです。
朝の洗顔を変えてメイク前の肌を整える
・明るく見せるためのハイライトで、かえって顔色がわるくなってしまった。
・テカリを抑えるためにのせたファンデーションが、皮脂と混ざってドロドロになってしまった。
上記2つのような経験がある方は、お直し方法を見直すより、朝の洗顔をマッサージクリームに変えてみましょう。
寝ている間の代謝活動で、体内には老廃物がたまっているといわれています。
朝の洗顔をマッサージクリームに変えて、毛穴の汚れを取り除き、血流を促しましょう。メイク前の肌表面がやわらかく整い、くすみの原因となる老廃物も取り除かれて、崩れ知らずのベースメイクに導きます。
おすすめのクリームをご紹介します。
ラ・セラール ドロゥワーコールド/リレント
とろけるような感触で、肌の上で滑るようになめらかにのびます。くすみのない陶器のような美肌を目指すための植物成分が配合されています。
(80g 税抜価格6,000円)
■3.化粧品は発色や持ちを重視するものを選ぶ
化粧品はさまざまなニーズに合わせて開発されています。自分が選んでいるものがどういった特徴の化粧品かをチェックしましょう。
すぐに取れてしまうなど、つきがナチュラルなものは避けた方が、メイクアップ効果を持続できるといえます。
重視すべきは、ロングラスティング系コスメ
薄づきやうるおい系の仕上がりのものは、とれやすい事が多いものです。ロングラスティングやカラーステイ、スポーツ用などの表示があるものを選んでおけば、急な来客にも焦らず対応できますね。
カラーステイ シリーズ/レブロン
落ちにくく、くずれにくいロングラスティングタイプのシリーズです。つけたての美しさをいかにキープできるかを重視した、ベースメイクアイテムからリップカラー、アイカラーまで揃えれば、メイク直しの時間が持てなくても自信を持って過ごせますね。
いかがでしたか? 人と出会うことが多いこの時期に、ご紹介した3つのポイントを見直して相手に好印象を与えましょう。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト/毛髪診断士 上野リサ
大手化粧品メーカーでメイクアップアーティストとして活動後、幅広いジャンルで「顔創り」に取り組む。顔を起点とした”善い美容習慣の定着”を目指す「face conductor」というジャンルを開拓。)
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