「仕事で成功したい」「地位や名誉が欲しい」という男性に対して、女性は「成功より幸せ」という人が多いのではないでしょうか。女性が「幸せになる」には、「愛されること」が不可欠です。
では、どうすれば「愛される女性」になれるのでしょうか。
筆者は、ハイブランドショップの店長として、「成功している旦那様に深く愛されている奥様」や「玉の輿に乗った女性達」を見てきました。今回は、愛される人の共通点についてご紹介いたします。
■1.愛される女性の共通点
(1)表情が豊か
無表情なクールビューティより、表情豊かで親しみやすい笑顔の女性の方が愛されます。
人は、防衛本能があるので、無表情な人からは無意識に距離を置こうとします。無表情は人を遠ざけるのです。
表情を豊かにするには
「常に口角を上げる(イ)の口でいること」はもちろんですが、無表情だといわれてしまう人は「眉を動かす訓練をする」ことで表情が豊かになります。
平安時代、公家の女性は眉が高い位置にあります。毛抜きで抜いて、額に墨で描き入れていたそうです。これは、「本物の眉は感情を表に出してしまう。額に描いた眉なら、感情につれて動くことがないから」だといわれています。眉の周りには、表情筋と呼ばれる筋肉があり、この筋肉のわずかな動きで感情が伝わるのです。
表情とは、「表に表れている、あなたの感情」ですが、自分では見えません。表情は他者が見るものなのです。豊かな表情を心掛けましょう。
(2)清潔感がある
愛される女性に清潔感は、欠かせません。若い頃は何もしなくても肌も髪もツヤツヤで、ありのままでも清潔感に溢れていますが、歳を重ねるにつれメンテナンスが必要になってきます。
きちんと手入れされた肌、髪、爪は、相手に好印象と安心感を与えます。「端に清潔感があらわれる」といわれていますので、頭髪、手(指先)、足元には特に気を配りましょう。手は意外と見られています。
また、靴は小さい面積ですが、印象を大きく左右します。値段に関係なく、磨かれた靴を履くことを心がけましょう。汚れたもの、くたびれたものを身につけると、あなた自身が「くたびれた人」に見えてしまいます。
(3)前向きな言葉を使う
また会いたいと思える人は、前向きな言葉を使います。前向きな言葉を常に使う人は、相手の「良いところやプラスの面」を見ることが上手です。「ここが素敵ね」と、素直に相手に伝えます。前向きな言葉を使う人は、褒め上手です。
長所と短所は背中合わせなので、騒がしい人は「明るい人」ですし、優柔不断な人は「慎重な人」と、褒めることが苦手な人は、言葉を前向きに変換してみましょう。
楽しいことに焦点を当てたり、過去より未来を見つめる視点を持つと言葉が前向きになります。
■2.職場で愛される女性の共通点
職場ではどんな人が愛されるのでしょうか?
筆者は、販売員からキャリアコンサルタントに転職、独立し、延べ3000人の女性を支援してきましたが、職場で愛される女性は、新人からベテランまで、幅広い年齢層から「好印象」と感じられる人でした。
その人達は、ビジネスマナーの基本である「身だしなみ」「挨拶」「立ち振る舞い、態度」「話し方、言葉遣い」という当たり前のことが当たり前にできていました。
また、職場というのはチームです。チームで愛される多くの人は、次の3つのことを大切にしています。
(1)公平である
職場はチームワークが大切です。
例えば、職場をバスケットボールのチームだとすると「自分ひとりだけでドリブルをしてシュートばかり打つ」「好きなメンバーばかりにパスをする」といった態度では孤立していくでしょう。誰に対しても公平な態度で接する、協力する姿勢が求められます。
愛される人は3方向(上・下・横)から支えられている
愛される人は上司という上だけでなく、後輩や部下という下、そして横である同僚や仲間の3方向から支えられています。
1つの方向だけで支えられていても、不安定です。安定して仕事ができる環境は、自分でつくりだすものです。
(2)気遣いができる
職場でのコミュニケーションは重要です。仕事は1人で結果を出すだけでなく、チームで結果を出すことが求められるからです。
普段からちょっとした気遣いができる人は、困ったときに多くの人に助けてもらえます。「何かお手伝いしましょうか?」や「私にできることはありますか?」と、自分から声をかけてみましょう。
愛される人は、多くの人の「役に立てること」が、喜びでもあるのです。普段からより多くのものを差し出せる人が、より多く愛されるのです。
(3)約束を守る
「締め切りを守る」「報連相をする」など、職場ではルールを守ることは欠かせません。
愛される人は、「信用」という財産を持っています。信用は小さな積み重ねでできています。相手が忘れているような小さな約束でさえ、必ず守っているのです。
信用は時間をかけて築くものですが、一瞬で壊れてしまうものでもあると、愛される人は知っているのです。
■3.パートナーに深く愛される方法
筆者がお会いしてきた深く愛される女性が自然にしている「より多くの愛を与える」という行為を、ベテランの結婚カウンセラー、ゲーリー・チャップマンの言葉を借りて、ご紹介したいと思います。
チャップマン氏によると、人は、それぞれ愛を伝える言語パターンに違いがあるそうです。あなたは次の5つのうち、どの言語パターンが得意で、どのパターンを使って愛を伝えているでしょうか?
(1)ポジティブな言葉
褒め言葉や愛の言葉です。「すてきね」「楽しいわ」など、ポジティブな言葉を素直にパートナーに投げかけることです。
(2)時間の共有
一緒に過ごす時間や心を傾けて相手に向かい合う時間を、できるだけ共有することです。それも、上質な時間(クオリティタイム)であることが大切だといいます。
一緒にいても頻繁に携帯電話をチェックしたりテレビを見ながら生返事をするのでは、上質な時間にはなりません。上質な時間にしようと意識することで、愛を伝えるのです。
(3)プレゼント
心のこもったギフトです。
誕生日やクリスマスといった特別な時だけでなく、何気ない会話を覚えていて「これ、欲しいと言っていたよね」と、プレゼントされると感激しませんか? 物だけでなく、心のこもった「手紙」も愛を伝えるギフトです。
(4)サービス行為
パートナーのために無償で何かをするという行為です。
情報を集めたり、希望を満たそうと動くことで積極的に愛を伝えます。サービス精神が旺盛な人は、パートナーを喜ばせたいと頭と心を働かすのです。
(5)スキンシップ
「ぬくもり」で愛を伝えることです。スキンシップは、パートナーの存在を肯定しているということです。
「パートナーに愛が伝わらない」「パートナーからの愛を感じない」と思うとき、この言語パターンがお互いに違うことがあるというのが、チャップマン氏の教えです。
例えば、「私はポジティブな愛の言葉が欲しい」と思っていても、パートナーは「一緒にいるから愛は伝わっている」と思っているかもしれません。
人にはそれぞれ、得意な「第一言語」があるのです。パートナーの第一言語がどれなのかを確かめることで、深く愛される女性になることができるでしょう。
愛される人は、常に自分本位ではなく、相手が受け取りやすいように、投げるボールの高さや速さを工夫しています。相手の胸元にそっと届くような優しいボールを投げられる人が、愛される人なのです。
(ミニマムリッチ®コンサルタント 横田真由子
株式会社ケリングジャパン(旧 GUCCI JAPAN)で販売スタッフとして有名人やVIP客の担当となり、3年で店長に昇格。独立後「上質なものを少しだけ持つ人生」=「ミニマムリッチ®ライフ」を提唱する。)
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