夏のように暑い日と、涼しい日が繰り返されるとその気温差が身体の負担になります。
その結果、体温調節を行う自律神経のバランスが崩れ、身体がだるくなることも。
日本ウォーキングセラピスト協会代表理事の筆者が、自律神経を整えるストレッチをご紹介します。猛暑による温度差に対応できる身体をつくりましょう。
■自律神経とは
自律神経は、身体を整える働きがあります。室内と屋外の気温差は自律神経のバランスを崩しやすいのですが、そのほかにも、自立神経のバランスの乱れにつながることがあります。
自律神経の乱れをチェックしてみましょう。下記の項目で当てはまるものが多いほど、自律神経が乱れている場合があります。
自律神経の乱れチェック
□夏でも手足が冷える
□睡眠不足
□身体がだるい
□不規則な生活
□昼夜逆転の生活
□ストレスがある
□運動不足
■夏のだるさを解消!「自律神経調整ストレッチ」
自律神経の乱れを整えるには、背骨のゆがみを整えることが有効です。
(1)右足を手前にし、足をクロスしてフロアに座ります。左手を上に上げて右手を重ね、両手を頭の上に伸ばしましょう。
(2)息を吐きながら背中を丸くします。両手は重ねた状態で両足に置き、身体の重みで30秒キープします。
(3)上半身を起こし、足を組み替えて反対側も同様に行いましょう。
自律神経の調整には、呼吸が大切です。ストレッチの際は、大きく深くゆっくりと呼吸を行ってください。「吸う」よりも「吐ききる」ことを意識すると、より深く呼吸ができます。
酷暑の中、冷房を上手に利用しながら、ストレッチも活用して自律神経の働きを整え、夏特有のだるさを解消しましょう。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子
10代でミス日本、準ミスワールド日本代表選出。モデル活動を経てウォーキング講師となる。出産を機に健康ウォーキング、ストレッチ講座を展開。「姿勢力」等著書多数。美容番組MC等活動は多岐に及ぶ。)
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