いよいよ節分。節分と言えば「恵方巻き」ですね。その年の恵方を向いて丸かぶりするのが習慣ですが、「福を巻き込む」「縁を切らない」という願いから、巻きずしを丸かぶりするのだそうです。伝統的な恵方巻きだけでなく、エイジングケアにおすすめの具材を使って、手作りしてみませんか?
■アンチエイジングな恵方巻きの具材5つ
(1)鮭
鮭の赤色色素「アスタキサンチン」には、強い抗酸化力があり、体内に発生する活性酸素を消去。摂ると肌の水分量・皮脂量を保つ効果があるそうですから、潤肌作りに◎。
(2)ホタテ
ホタテに含まれる「タウリン」には、ストレスを感じると分泌されるホルモンの分量を調節して、身体のダメージを軽減させる働きがあることが判っています。またエネルギーとして脂肪を燃焼させ、脂肪量を減少させる効果もあるそうですから、ダイエット重視の方にもおすすめ。
(3)アボカド
世界一栄養価の高い果実としてギネスブックに掲載されるほどのアボカド。抗酸化ビタミン「ビタミンE」、メラニンの生成を抑制する効果があり美白のための治療薬としても使われる「グルタチオン」、腸を刺激してぜん動運動を促す「オレイン酸」などトータルでエイジングケアに役立ちます。
(4)ブロッコリースプラウト
ブロッコリーの新芽に含まれる「スルフォラファン」には、肝臓の解毒機能を高めて有害物質を体外に排出する効果が優れていて、デトックスにおすすめ。よく噛んで食べることで効果が一層高まるそうですから、噛む回数に気をつけてみましょう。
(5)大葉
大葉は、βカロテンが豊富。活性酸素から身体を守り、体内で必要に応じてビタミンAに変換され粘膜や皮膚の健康に役立ちます。また、大葉に含まれるポリフェノール「ルテオリン」には、アレルギーの元となるヒスタミンを抑える効果があるそうですから、花粉症が気になる方は、積極的に摂ってみて!
どれもスーパーで買える身近な食材ですから、アンチエイジング具材で恵方巻きを手作りして、一年の美容と健康を願ってみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)
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【参考】
※アスタキサンチンとは – 富士フイルムヘルスケア未来研究所
※タウリン(6)ストレス軽減、脂肪燃焼に効果 – 静岡県立大学食品栄養科学部教授 横越英彦
※ブロッコリースーパースプラウト – 村上農園
※ルテオリン – 旭川医科大学抗酸化機能分析研究センター
※成分情報 グルタチオン – わかさ生活
※成分情報 βカロテン - わかさ生活