依然として厳しいこの夏の暑さに、疲れを感じている方も多いことでしょう。
不調を招く大きな原因のひとつには、食が進まなくなることによる栄養バランスの乱れがあげられます。放っておくと、本格的な夏バテはもちろん、肌の不調といったトラブルにつながるおそれもあります。
そこでおすすめしたいのが、きのこを使った料理です。ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、夏の疲れをいやす、リピート確実のきのこレシピを3つご紹介します。
■疲労回復効果バツグンの栄養素がいっぱい
暑さで冷たいものばかりを口にするようになると、てきめんに疲れやすくなるのは「ビタミンB群」が不足してしまうからです。そんな時は、口当たりがよく、うま味があって食べやすいきのこがおすすめです。
きのこには疲労回復効果のある「ビタミンB1」が豊富に含まれていますので、積極的に食卓に乗せていきましょう。
■きのこが夏の食物繊維不足を解消
夏に不足しがちな栄養素に「食物繊維」があります。夏に便秘が起こりやすいのは、冷たい麺類やスイーツを食べ過ぎることで、食物繊維が十分に摂取できていないことが原因のひとつにあげられます。
腸内環境の改善のためには、「不溶性」と「水溶性」の食物繊維をバランスよく摂ることが大切ですが、きのこにはこの2種類の食物繊維が豊富に含まれています。ぜひ、心がけてとり入れるようにしてください。
■決め手は各種のスパイス!おすすめ「きのこレシピ」3選
食が進まない時は、各種のスパイスを活用しましょう。食欲増進作用のほか、血行促進などの効果が期待できます。
(1)えのきとにんじんのラぺ風
おなじみのキャロットラペにえのきを加えると、ひと味違った美味しさです。
材料(2~3人分)
・にんじん 1本
・えのき 1/2袋
・ベーコン 5枚
・オリーブオイル 大さじ1
・レモン汁 大さじ1
・塩 適宜
・ブラックペッパー 適宜
・オールスパイス 適宜
作り方
(1)にんじんは皮をむかずに千切りにし、えのきは石づきをとってほぐし、半分に切っておきます。ベーコンも細切りにしておきます。
(2)(1)を耐熱容器に入れて、電子レンジ(600W)で3分加熱します。
(3)(2)にオリーブオイル、レモン汁、塩、ブラックペッパー、オールスパイスを混ぜ合わせれば完成です。サンドイッチの具にもおすすめです。
(2)マイタケとズッキーニのマリネ
黒酢のきいた、さっぱりといただけるマリネです。常備菜にも◎。
材料(作りやすい分量)
・ズッキーニ 1本
・マイタケ 1袋
・オリーブオイル 大さじ1.5
・黒酢 大さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・塩 適宜
・ブラックペッパー 適宜
・オレガノ 適宜
作り方
(1)ズッキーニは薄切りにし、マイタケはほぐしておきます。
(2)フライパンに大さじ1杯分のオリーブオイルを熱し、(1)を炒めます。
(3)(2)にあらかた火が通ったところでしょうゆをふりかけ、さっと炒めます。
(4)器に(3)を移し、残りのオリーブオイルと黒酢、塩、ブラックペッパー、オレガノを加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やせば完成です。
(3)シイタケとトマトのガーリックソテー
バジルとガーリックの香りが、あとを引きます。ビールやワインのおつまみにもおすすめです。
材料(2人分)
・シイタケ 4枚
・トマト 1個
・バジルの葉 5枚
・にんにく ひとかけ
・オリーブオイル 大さじ1
・唐辛子 1本
・塩 ひとつまみ
・ブラックペッパー 適宜
作り方
(1)シイタケは薄切りに、トマトは角切りに、バジルの葉は千切りに、にんにくはみじん切りに、それぞれ切りそろえておきます。
(2)唐辛子は半分に切って種をとっておきます。
(3)フライパンににんにくと唐辛子を入れ、オリーブオイルを加えて、にんにくが焦げないように炒めます。
(4)香りが立ってきたらシイタケ、トマト、バジルの葉、塩、ブラックペッパーを加えてさっと炒めれば完成です。
体調管理や美容管理も、基本になるのは食生活です。身体がよろこぶ食材を上手に選んで、バテることなく夏を乗り切ってくださいね。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ
「脂肪燃焼ダイエット」「ハッピーラッキー美人の秘密2」など、これまで4冊の自著を刊行。食、メンタルケアなどを通じて生活と人生の質を高めるメソッドについて、多方面にて執筆中。ブログも毎日更新中。)
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