「朝起きた時に顔がパンパンにむくんでいる」「目が腫れぼったくなっている」「ファンデーションのノリが悪い」このような寝起きの肌トラブルを経験したことがある人は、多いのではないでしょうか。
コスメコンシェルジュの筆者が、寝起きの肌トラブル改善に役立つクイックお手入れ法を4つご紹介します。
■寝起きトラブル対策!クイックお手入れ法4つ
(1)顔のむくみが目立つ時
顔がパンパンにむくんでいると、朝からテンションも下がってしまいますね。
顔のむくみは、余分な水分が皮下に溜まることで起きます。寝る時の姿勢や睡眠不足など、朝に顔がむくむ原因はさまざまです。
顔のむくみをスピーディーに改善するには
時間がたてば自然に改善されることもありますが、スピーディに改善したいなら頭皮マッサージと首のマッサージがおすすめです。
首筋をさすったり、指の腹を使って頭皮を揉み込むなど簡単なマッサージでOKです。マッサージを行うことで血液やリンパのめぐりが良くなるので、比較的スムーズなむくみ改善が期待できます。
(2)顔に寝癖の跡がくっきり残った時
枕やシーツの跡が顔にくっきり残ってしまうことはよくあると思います。仰向けに寝るのではなく、顔を枕やシーツに押しつけて寝ていると、頭の重みで寝癖が残りますが、ほとんどは時間がたてば自然に消えます。
しかし、加齢の影響で皮膚の弾力が低下していると、顔の寝癖もそう簡単に消えないことがあります。その場合は、スチーム美顔器や蒸しタオルで肌の血行を促進したり、化粧水で水分をたっぷり補給しましょう。
時間があれば、「シートパック」で顔を保湿することもおすすめです。
(3)目が腫れぼったくなっている時
前日にお酒を飲んだり泣いたりすると、朝起きた時に目が腫れぼったくなっていることがあります。これではメイクも楽しめませんね。
目の腫れ(むくみ)は、蒸しタオルを使った温冷パックがおすすめです。
ぬらしてしぼったタオルを2枚用意し、1枚は冷凍庫で冷やし、もう1枚は電子レンジで1分あたため、熱を蒸らします。その後、温かいタオルと冷たいタオルを交互にのせることで、目元の腫れぼったさの改善が期待できます。
(4)ファンデーションのノリが悪い時
急いでメイクをしていると、ファンデーションのノリが悪くて、見た目もボロボロというケースも珍しくありません。
ファンデーションのノリが悪くなる原因は大きくふたつあります。ひとつは、肌が乾燥していること。そうでなければ、スキンケアアイテムで油分を与えすぎたことが考えられます。
肌が乾燥している場合は、ミストタイプの化粧水で肌に水分を与え、ティッシュで水分を軽く押さえてからファンデーションを伸ばすと、綺麗に塗布できます。小刻みに叩き込みながら塗りのばすのがポイントです。
また、油分によりファンデーションがヨレてしまう場合は、肌表面の余分な油分を軽くティッシュオフしましょう。
今回ご紹介したお手入れ法は、特別むずかしいものではありません。このほかにも、こまめな水分補給と排泄をこころがけ、塩分の多い食事やお酒を控えるなど、朝起きた時に顔がむくまないようにする対策法もあります。
朝、急な肌トラブルが起きても慌てず、適切なケアでコンディションを整えましょう。
(コスメコンシェルジュ/美容ライター 岸田茉麻)
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【参考】
※友利新 監修「最新版 肌美人になる スキンケアの基本 悩み解消パーフェクトBOOK:素肌美人になる!」(2014年)学研パブリッシング
※日本博学倶楽部 著「暮らしのコツ事典444」(2006年)PHP研究所