紫外線が気になる季節、40・50代が最も気になるのは「シミ」ですね。気がついたら目の周りや頬にポツポツと現れていませんか?
シミがあると、年齢が上に見られがちです。40代をすぎてシミに悩む女性は、多いのではないでしょうか。
「きちんと紫外線ケアしているのになぜ?」と思われるかもしれません。できてしまったシミを完全になくすことはむずかしいですが、まだできることはあります。
管理栄養士の筆者が、毎日の食生活で、シミや肌荒れといったトラブルを予防する方法をご紹介します。
■「シミ」ができるメカニズム
紫外線は活性酸素を発生させ、皮膚の表面を酸化させてシミができやすい状態にします。この作用は、抗酸化作用のある成分を含む食べ物を食べることで、やわらげることが期待できます。
抗酸化作用のある成分は、「ビタミンC」「ビタミンE」が代表的です。野菜等の色素成分であり、色の濃い野菜ほどたくさん抗酸化物質を含んでいます。
■「シミ」予防に効果的な栄養素2つ
残念ながら、できてしまったシミを完全に消す食べ物は存在しません。ですが、シミができることを予防したり、肌をケアしてくれる効果のある食べ物はあります。
(1)ビタミンC
「ビタミンC」は知っての通り、肌の代謝を促進する働きがあります。積極的に摂取することで、肌のきめを整えたり、肌のトラブルを予防したりできます。
強い抗酸化作用を持ち、シミのもとである「黒メラニン」の合成を抑えます。
「ビタミンC」を多く含む食べ物(100g中)
・赤ピーマン 170mg
・黄ピーマン 150mg
・レモン(全果) 100mg
・キウイフルーツ 69mg
・いちご 62mg
(2)ビタミンE
強い抗酸化作用を持つ「ビタミンE」は、活性酸素を除去し、シミがつくられるのを防ぎます。全身の血液の巡りをよくして、新陳代謝を活発にします。
若返りビタミンとしても知られています。
「ビタミンE」を多く含むたべもの(100g中)
・アーモンド 29.4mg
・サフラワー油 27.1mg
・コーン油 17.1mg
・なたね油 15.2mg
・あんこうきも 13.8mg
・すじこ 10.6mg
早めのうちにシミ予防を行いましょう。外側からのケアも大切ですが、同時に体内からも、シミができる原因をおさえていきたいですね。
(管理栄養士/おやこ食育プランナー/美食ライフプランナー やなぎさわえりな)
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